陸軍前橋飛行場

私たちの村も戦場だった
(C)
2018年|日本|69分|BD|カラー/モノクロ


公式サイト

<コメント>

<語りたくなる映画>        監督 飯塚俊男
 映画を観終わると、物語の余韻にじっと浸りたくなる映画もありますが、これは自らの体験を語り出したくなる映画!なのかも知れません。
 それだけ戦争の時代の事が、後世の人たちに伝えきれていないという強い思いを感じました。と同時に、この映画で描いた戦争体験が、黙って聞くしかないというような強烈な出来事だった、というよりも、この時代を青少年期に過ごした人であれば、誰でも同じような経験をされていたということだったのかも知れません。


映画を観た二人の友人から、次の感想が送られてきました。
 

90歳を超える方々の証言に強いインパクトを感じました。また、資料映像の豊富なことにも驚かされました。アメリカのアーカイブのことを知らないわけではありませんが、前橋という一地方都市の当時の状況がきちんと記録され残されていることはやはり驚きでした。 現在の堕落しきった自民党政治も戦争中の軍部のデタラメさに直につながっているのが良くわかります。
戸田桂太さん(元NHKカメラマン 武蔵大学名誉教授)

感動しました。涙が止まらなかった。
証言者の皆さんたちの生々しい「記憶」のすごさ。丁度感受性が芽生える年頃に目の当たりにした “戦争”だった。それだけに一層、鮮明に焼き付いている。以来73年、年齢的にも、もうぎりぎりだった。間に合った。よくぞ「記録」した。 当時5歳だったわたしは、証言者のみなさんたちの末席に連なります。疎開先だった炭鉱のある福島の峠道で、“機銃掃射”も体験しました。わたしを抱えて、母親が熊笹の茂みに転げ込んで助かった。 わたしを含めてそういう「記憶」を触発する力がこの作品には漲っている。
桝井論平さん(元TBSアナウンサー)
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