ゆうやけ子どもクラブ!

ゆっくり育つ子どもたち じっくり向き合う大人たち カメラが寄り添う子どもたちの時間
2019年/日本/カラー/DCP/112分  


公式サイト

<スタッフ>
監督・製作 : 井手洋子 

撮影 : 中井正義 井手洋子 
編集 : 大川景子 
整音 : 遠藤春雄
音楽 : 芳賀一之 
タイトル : 永野徹子 
宣伝デザイン : 成瀬慧 

企画 : 「ゆうやけ子どもクラブ!」上映実行委員会
協力 :
 小林 光、福山啓子、
 Everly(エバリー) 、あがた・せいじ、森由己
 ゆうやけ子どもクラブ 
 ゆうやけ第2子どもクラブ
 ゆうやけ第3子どもクラブ 
 ゆうやけ子どもクラブ父母会

製作 : 井手商店映画部 
配給 : 井手商店映画部・ピカフィルム 
<ストーリー>
1978年
東京 小平に障害のある子どもの放課後を支援する活動が生まれた
京都小平市にあるゆうやけ子どもクラブは、今から40年以上前の1978年に、障害のある子どもの、放課後や夏休みの活動場所が欲しいという親の切実な願いで誕生した。全国でも放課後活動の草分け的な存在だ。

 ゆうやけでは、小学生から高校生までの子どもたちが共に放課後を過ごす。知的障害、発達障害、自閉症など、障害はさまざまだが、遊びや生活を通して、子どもたちの内面に迫る活動を創り上げてきた。

 カメラは、クラブに通う子どもたちに寄り添う。自分の気持ちをうまく表現できないガク君。積み木に夢中になって子どもたちの輪になかなか入ることができないヒカリ君。音に敏感すぎるカンちゃんは、ずっと給湯室にこもっている。スタッフは子どもたちを全身で受け止める。カメラは、そんな彼らが時間をかけてゆっくりと変っていく姿を追いかける…。

 子どもたちにとって大切なことは何か。映画は、ゆうやけ子どもクラブでの子どもたちの時間を描き、問いかける。


子どもたちひとりひとりの顔が声が
あざやかな色のように目に飛び込んでくる!
香山リカ(精神科医)

子どもたちの変化と成長を映像は確実に捉えている。
人は人の中で育つということを教えてくれる映画である。
前川喜平(現代教育行政研究会代表・元文部科学事務次官)

「放課後活動は、あらかじめ決められた範囲内のことをやっていいるのじゃなくて、場合によっては遥か彼方まで子どもと一緒に飛んでいくつもりで」
村岡真治(ゆうやけ子どもクラブ代表)
<放課後等デイサービスとは?> 
2012年に、障害のある子どもの放課後や夏休みなどの生活を支えるために「放課後等デイサービス」という、国の制度ができた(児童福祉法にもとづく)。国会請願(2008年。署名11万8千筆)が採択されるなど、全国の関係者の願いが実ったもの。現在、事業所数1万3千か所、利用者数は20万人に達している。ただし、制度の仕組みの不十分さもあり、「利潤を追求し、支援の質の低い事業所が増えている」(2017年、財政制度審議会資料)などの問題もある。
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