◆ 特集上映 作品詳細 ◆ |
*作品コメント 小林政弘 |
CLOSING TIME
1996年/35mm/ビスタ/カラー(パートモノクロ)/81分
深水三章、夏木マリ、中原丈雄、
北村一輝、大森暁美
僕の記念すべき第一作です。朋友サトウトシキ監督に協力プロデュースをお願いし、念願の監督デビューを果たしました。この映画は、「全ての父」と「MrTOM WAITS」に捧げられています。ゆうばり映画祭で、グランプリを獲得。僕の映画人生の始まりです。
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海賊版=BOOTLEG FILM
1998年/35mm/シネスコ/モノクロ/74分
柄本 明、舞華、中野若葉、高仁和絵、
環季、北村一輝、椎名桔平
矢継ぎ早に映画を作る。とにかく、一日でも早く新作を! の命題のもと、準備期間は、一週間。五日半で撮り上げたモノクロ作品。今は亡きフランソワ・トリュフォー監督の長編第二作『ピアニストを撃て』を念頭に、スキー場のシーンに臨みました。この作品で、僕は、カンヌデビューを果たしました。
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殺 し
2000年/35mm/ビスタ/カラー/86分
石橋 凌、大塚寧々、深水三章、
光石 研、山本隆司、緒形 拳
初めての他資本で作られた映画です。父に連れられて観に行ったフィルムノワールの記憶をたどり、ジャン・ピェール・メルヴィル監督に、中でも『仁義』に思いを馳せて作りました。カンヌ映画祭「監督週間」に出品されました。
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歩く、人
2001年/35mm/ビスタ/カラー/103分
緒形 拳、香川照之、林 泰文、
大塚寧々、占部房子、石井佐代子
前作『殺し』で緒形拳さんと出会い、彼からの依頼で企画されたものです。
テレビ脚本家時代の好きだった俳優、香川照之さん、林泰文さんに念願叶ってご出演いただきました。原題は『三年目』。母の死の直後に書かれた脚本で、この映画は、母に捧げられています。三年連続のカンヌ映画祭出品です。
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STONED TOWN(劇場初公開)
2002年/35mm/ビスタ/カラー/21分
※ビデオ上映となります。
明星嘉男、市川実和子、中澤 寛、矢島健一
シンガーソングライター・明星のプロモーションビデオを撮ると言う話が来て、ならば、一緒に短編をと言う思いから、作った作品です。大好きな映画『サンダーボルト』を念頭に、『殺し』同様、男同士の愛を、ストイックに描きました。
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BOSS(劇場初公開)
2002年/ビデオ/ビスタ/カラー/111分
加勢大周、白竜、松方弘樹、
長曽我部蓉子、有薗芳記、占部房子
他資本で作られたオリジナルビデオ作品です。長年、マーティン・スコセッシ監督に心酔していた僕は、この台本を書き上げた後、この映画の実現に精魂傾けることになりました。しかし、俳優との対立から、実現できず、三年後に、ビデオ撮りとして、当初の五分の一の予算で完成させたものです。 |
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女理髪師の恋(劇場初公開)
2003年/35mm/ビスタ/カラー/103分
北村一輝、荻野目慶子、林 泰文、佐藤二朗、
中澤 寛、竹中直人
他資本での第二作です。『完全なる飼育』シリーズとして作られたものです。
劇中の黒味は、コーエン兄弟の諸作品から。映画のムードは、『やわらかい肌』を参考にしました。ロカルノ映画祭に出品、スペシャルメンションを受賞しました。 |
フリック
2004年/35mm/ビスタ/カラー/154分
香川照之、田辺誠一、田中隆三、
松田賢二、高田 渡(特別出演)、大塚寧々
他資本での第三作です。香川照之くんを主役として起用することを前提に企画された作品で、「わかりやすさ」と「難解さ」の融合を命題にして作りました。デビット・リンチ監督の諸作品を念頭にしたのは、言うまでもありません。 |
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バッシング
2005年/35mm/ヨーロピアンビスタ/カラー/82分
占部房子、田中隆三、加藤隆之、本多菊次朗、
香川照之、大塚寧々
自主制作に戻り、『歩く、人』、『BOSS』で、出演していただいた占部房子さんをヒロインとして、企画したものです。「今日的な題材を扱いながら、普遍性がある。強い映画だ」との評価が、カンヌ映画祭コンペティション部門への出品に繋がりました。
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ロカルノ/唐桑(初公開)
2007年/ビデオ/スタンダード/カラー/約60分
高橋孝之介監督 ドキュメンタリー作品
出演:小林政広、渡辺真起子
ロカルノ映画祭に参加した僕は、ビデオカメラで、日記風に映像を撮影していました。そこに、唐桑での僕のインタビューを挿入したドキュメンタリー作品です。「諦めなければ、いつかは報われる」映画を目指す若者たちに捧げたいと思います。初公開。 |
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映画監督 小林政広 映画寺子屋(全3回開催)
「映画に愛をこめて」-全ての映画作り志望者に- |
『愛の予感』公開を記念して開催される特集上映期間中、ポレポレ東中野では、小林政広監督を講師に迎えて、映画寺小屋を開校します。
「僕はいま53歳、あきらめなければ、いつかはむくわれる。だから、若い人たちも、絶対に映画をあきらめないでほしい」
ロカルノ国際映画祭、金豹賞受賞直後のスピーチでの小林政広監督の言葉です。
映画監督やプロデューサー、批評家・・・映画と人生をともにしようかしら、と思う人はぜひいらしてください。
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1月12日(土) 18:15〜の回上映終了後
〜その@ 自主映画『愛の予感』のつくり方おしえます。
1997年の処女作『CLOSING TIME』から、『愛の予感』まで、10本の映画を作り、そのうち5本が自主映画という小林政広監督。その演出論はもちろん、製作者としてのキャスティング術や、劇場公開へのマル秘テクニックを語ります。
1月14日(月) 18:15〜の回上映終了後
〜そのA 自主映画を国際映画祭に出す方法おしえます。
カンヌやロカルノなど国際映画祭へどうやって、自ら作った映画を持ち込んだらよいのだろう?これは、大手映画会社のプロデューサーだって知りたい秘密。もちろん小林監督にとっても企業秘密なのですが・・・こっそり、おしえましょう!!
1月17日(木) 18:15〜の回上映終了後
〜そのB 映画監督小林政広のつくり方おしえます。
映画だけで食っていける監督がいま日本に何人いるだろう?しかも、作家性の強い、自主映画を作りながら。フランソワ・トリュフォー監督に憧れた少年時代、フォークシンガー時代、そして、映画監督に・・・・・そんな小林政広のリスキー・ライフ、セキララに語ります。
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映画寺子屋 特別講義開催!!
1月13日(日) 18:15〜の回上映終了後
特別講義@〜現実に拮抗する映画の力
大久保賢一氏(映画評論家)
1月15日(火) 18:15〜の回上映終了後
特別講義A〜『愛の予感』は面白い!!
白井佳夫氏(映画評論家)
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※来場を予定しているゲストはすべて予定です。変更になる可能性がございます。 予めご了承下さい。
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小林政広ピンク映画特集 オールナイト!!
酔いどれトークバトル!! |
1月12日(土) 23:00開場 23:30開演 |
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脚本家として数多くのテレビドラマやピンク映画に、脚本家 小林政広は、数多くの傑作を生み出してきました。
その中から、ピンク映画として製作されたサトウトシキ監督、上野俊哉監督の作品と小林政広自ら監督した『一週間 愛欲日記』をオールナイトにて上映します。
小林政広監督、サトウトシキ監督、上野俊哉監督による酔いどれトークバトルもあります。 |
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したがる兄嫁
(公開時タイトル:白衣と人妻 したがる兄嫁)
1998年/35mm/ビスタ/カラー/56分
監督:上野俊哉 脚本:小林政広
江端英久、本多菊雄、佐々木ユメカ、葉月 螢
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一週間 愛欲日記
2000年/35mm/ビスタ/カラー/62分
監督・脚本:小林政広
葉月 螢、川瀬陽太
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愛欲温泉
(公開時タイトル:愛欲温泉 美肌のぬめり)
1999年/35mm/ビスタ/カラー/68分
監督:サトウトシキ 脚本:小林政広
葉月 螢、沢田夏子、佐々木ユメカ、風間今日子
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夢の後始末
(公開時タイトル:赤い犯行 夢の後始末)
1997年/35mm/ビスタ/カラー/67分
監督:サトウトシキ 脚本:小林政広
町田 康、佐野和宏、隈本吉成、本多菊雄、葉月 螢 |
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各作品の上映タイムテーブル・イベント情報 |
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