胡同(フートン)愛歌

消え行く北京の胡同に息づく人々の人情
2003年/中国/100分/35mm/カラー・ビスタ/中国語
原題:看車人的七月(The Parking Attendant In July)

第28回モントリオール国際映画祭審査員大賞&最優秀主演男優賞受賞

 公式サイト

予告編@youtube

〈キャスト〉
ファン・ウェイ(範偉) 

チェン・シャオイー(陳小芸)
チャン・ウェイシュン(張 迅)

チャオ・ジュン(趙君)
〈スタッフ〉
プロデューサー : ツァオ・ピャオ(曹 彪)

監督 : アン・ザンジュン(安 戦軍)

脚本  :チャン・ティン(張 挺)
撮影 : ジャン・シュウジャ(江 秀佳)
美術  :ヤン・バオチェン(楊 宝成)、
      ニュウフーズー(牛 福智)
録音  :クヮン・チェン(関 鍵)

配給:フォーカスピクチャーズ
後援:中国大使館

ずっと一緒に暮らしたかった
<解説>
世界が涙した家族の絆

2008年のオリンピックに向けて変貌を遂げる北京。再開発の波が押し寄せ、昔ながらの面影を残す路地・胡同は姿を消しつつある。庶民の描き方に定評のあるアン・ザンジュン監督は本作『胡同愛歌』でその胡同を舞台に、肩を寄せ合い助け合って生きる市井の人々の暮らしをあたたかな目線で描き出した。物語の軸となるのは、リストラされ駐車場の案内係として懸命に働く父とぶっきらぼうだが父親思いの高校生の息子。父親を演じるのは中国でコメディアンとしても活躍する個性派俳優ファン・ウェイ。本作は第28回モントリオール国際映画祭で喝采を浴び、審査員大賞を受賞。また主演のファン・ウェイも最優秀主演男優賞を受賞し、W受賞を果たした。


  北京の胡同をのぞいてみませんか
胡同[ふーとん]
胡同とは北京に古くから残る細長い路地、横丁のこと。
特に北京の“胡同”の起源は元の時代(13世紀頃)にさかのぼり、最も多い時には6000本あったと言われる。
胡同の両端には中庭を平屋で囲んだ伝統的家屋の四合院がある。
<ストーリー>
北京の路地裏・に暮らす(ファン・ウェイ)は、高校生の息子(チャン・ウェイシュン)とつつましくも平穏な日々を送っていた。
息子は成績が悪くいつも杜を悩ませていたが、父親の再婚相手(チェン・シャオイー)の店を手伝って花の配達をしたり、夜勤の父親の元に夜食を届けたり、本当は父親思いの心の優しい子だった。ただぶっきらぼうな性格で素直に気持ちを表せない。
小宋の前夫が杜に嫌がらせを始め、これまでの平和な暮らしが崩れていくと、たまらなくなった息子は一人で何とかしようと前夫に反撃に出たり、小宋に出て行けと言ってしまう。父さんを不幸にするな、と。
だがそんな思いも結局空回りし、息子の気持ちを理解できない杜とまた衝突してしまう。
お互いを思いやりながらも二人とも不器用ですれ違ってばかり。二人がようやくわかり合えた時、別れがやってきて・・・。


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