彼女の名はミヌース。
オシャレでキチンとした女の子だけどちょっとどこかヘン。
彼女の出現で、新聞記者のティベも小さなビビも大家さんもお魚屋さんも社長さんも市長さんも、町中みんなが大騒ぎ。
さて小さな町に起きた大事件とは…!
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<CAST>
カリス・ファン・ハウテン …ミヌース
テオ・マーセン …ティベ(新聞記者)
サラ・バンニール …ビビ(ティベが住む下宿の大家さんの一人娘)
ピエール・ボクマ …エレメートさん(大工場の経営者)
マリサ・ファン・エイレ …エレメートさんの奥さん
オルガ・ザウデルフック …ファン・ダム夫人(ティベの大家さん・ビビのママ)
ケース・フルスト …大家さんの亭主(ビビのパパ)
シャーク・ヴォンテルセ …市長
ハンス・ケスティング …ハリー(魚屋さん)
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★日本語版CAST★
ミヌース … 室井 滋
ティベ … 利重 剛
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<STAFF>
監督 フィンセント・バル
製作総指揮 ミヒール・デ・ローイ/ヤン・ルルフス
製作 バーニー・ボス
原作 アニー・M・G・シュミット 「ネコのミヌース」(徳間書店刊)
脚本 タマラ・ボス/バーニー・ボス/フィンセント・バル
撮影 ウォルター・ヴァン・デン・エンデ
録音 マルク・グリネ
編集 ペーター・アルデルリーステン
美術 フィンセント・デ・パーテル
音楽 ペーター・フェルメールス
衣裳 ベルナデッテ・コルステンス
製作 ボス・ブロス・フィルムTV・プロダクションズ
配給 「ネコのミヌース」上映委員会
IMAGICAエンタテインメント / オンリー・ハーツ / ピーディディ
宣伝協力 シネマ・クロッキオ3RD
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これは世界で一番シアワセな猫のお話です |
<ストーリー>
そのお嬢さんの名前はミヌース。
ひっこみじあんの新聞記者ティベの前に現れた彼女はオシャレで礼儀正しいけど、ちょっとヘン。
木に登って降りられなくなったり、キスの代わりに鼻をスリスリしたり。お魚屋さんが大スキで、町中のコトを何でもよく知っている。
そう、ミヌースは、ある日とつぜん、ネコから人間になっちゃった女のコ。
雨の夜、ティベの部屋に窓からやって来たミヌースは、ティベの住み込み秘書となり、町中のネコ・ネットワークを駆使して、ティベに極秘ネタを提供、かくしてティベはスクープ記事で一躍、注目のマトに。
ミヌースがやって来るまでティベの一番の仲良しだった大家さんの娘ビビは、ちょっとだけご機嫌ナナメ。けれど、やがてミヌースの秘密を知って、すっかりミヌースと意気投合する。
“環境にやさしい芳香剤”の町一番の大きな工場を経営するエレメートさんは、町の経済功労者で、住民の評判も特上の、町の名士。
動物友の会から表彰を受けることも決まった。
ところが、本当のエレメートさんには誰にも言えない秘密が…。
そして事件が起こった。
魚屋さんのハリーのワゴン車が、あて逃げ事故に巻き込まれたのだ。
「牧師夫人が見てたのよ!悪いのはエレメートさんなの!」
うったえるミヌースを信じて記事を書いたティベは、はたしてクビ。
実のところ、エレメートさんにはウラの素顔があった。
自宅に入り込んだネコを殴り、生まれたばかりの仔猫たちをゴミ箱に棄てる。
本当は動物や植物なんて大キライなんだ−−。
怒り心頭に達したミヌースたちは、ネコ会議をひらき、相談する。
それはもう町中のネコたちが、エレメートさんをやっつけるために立ち上がった…!。 |
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<INTRODUCTION>
オランダで空前の大ヒットを記録した『ネコのミヌース』は、“本物の女王を超える女王”と呼ばれる児童文学者アニー・M・G・シュミットの同名小説の映画化。「オランダの日常を知り尽くしたシュミットの作品には、生き生きとしたオランダがある。だからこそオランダ中が彼女の作品を読む」と評されるシュミット女史の作品の数々は、多くの受賞歴や賞賛を受け、ヨーロッパを中心にひろい年代のファン層をもっている。『ネコのミヌース』も、最も名誉ある児童文学賞“銀の石筆賞”を受賞した作品だ。
オランダ語で小さな猫つまり日本語の“タマ”のような意味の“ミヌース”という名のネコが人間の女の子に変身してしまう。この破天荒な物語に惚れ込んだフィンセント・バル監督とプロデューサーのバーニ−・ボスは、共に脚色を手掛け、この上なくキュートな逸品をつくり出した。
キャストには、カリス・ファン・ハウテンはじめ一流演技派俳優がそろい、さらにネコまでもが演技達者な魅力を発揮する。また、撮影は『カストラート』『八日目』『ノー・マンズ・ランド』等の達人ウォルター・ヴァン・デン・エンデが、ネコ視点の世界やファンタジー調の小粋な映像を提供。そして、日本語吹き替え版では、ミヌースを室井滋、記者ティベを利重剛が担当。意気のあったかけ合いは、オリジナルのエスプリを充分に堪能させてくれる。
『ネコのミヌース』は、本国で公開後100万人の動員記録をつくり、オランダのアカデミー賞に相当するオランダ映画祭・最優秀作品賞および最優秀女優賞を受賞。70カ所を超える国際映画祭で上映され、数多くの作品賞・女優賞に輝き、今日も世界のどこかで上映され続けている。みんなにさわやかな“シアワセ”をつれてくる大ロングラン作品なのである。
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c)CV MINOES 2001 |
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