ガ  チ  ン  コ  ト  ー  ク  N  E  W  S




ガチンコトーク第三回開催!
 
【若松孝二監督の声】
 
岡山の17歳が、なぜ母親を殺し、北へ逃げたのか?という疑問から、映画は出発した。
映画を撮り終え、少し解ったのは、自分と少年が重なる部分があったということ。
俺も17歳の時に家出して、仙台から夜行列車に乗って上野駅に着いて、
それから俺の人生は始まった。あの少年もそうなんじゃないかなと。
 

【10代の声】

 

◆大人からしてみてば、少年の行動は後先考えずに行った

 突拍子もないことかもしれないど、同世代の私からしてみれば、

 彼の心のわだかまりやどうしようもない不安、プライドを感じた。

 

 今、私は安心感を欲しているが、彼も安心感がほしかったのだろうか。

 それを見せられないくらい、自分を守ることがあっただろうか。

 彼は人に頼るのを恐がっている、強がっていると思った。

 

◆少年がお母さんを殺したのは、カッとなった行動からなんだと思う。

 実際、私もイライラするコトがあるし「みんな消えてしまえばいい」とか、

 逆に「自分が死にたい」とか思うことがある。

 それが重なり、きっかけができちゃうと、行動に走っちゃう。

 

 少年が北に走ったのは現実逃避だったのかもしれない。

 マジメだった自分が母親を殺してしまった現実を思い出したくないし、

 やってしまったという後悔が、少年を動かしたんじゃないかと思った。

 

◆ただひたすら無意識に走り続けることで、彼は何を感じたのか。

 レールを走り続けるのはつらいから、たまには外れてみるにもいいかなと思った。

 

◆ずっと少年の気持ちが分からなかった。

 ただ、孤独や絶望を感じた。映像が美しく、見とれてしまった。

 ラストが非常に印象的だった。あれで自分自身を取り戻したのかなと思った。




ガチンコトーク第二回開催!
 
【若松監督の声】
 『17歳の風景』を本当に見せたいのは、君たち10代の親の世代。
  「世の中をうまく生きるのが“良い生き方”」と育てられた彼らに、本当の責任がある。
映画はその中に自分も入って観るのがいい。
一緒に体験をするということ。画面と喧嘩しながらじゃないと、映画は観られない。


【10代の声】
◆私の周りには、映画のシーンを分析する友人がいる。私もいつも映画雑誌を読んで情報を得てから見てしまう。でも今日は、見ている間中、少年と一緒に走っているみたいで、自分も体験をしながら見る、ということが初めてだった。

◆悲しみが重く降り積もるような逃げ場のない映画でした。

◆とにかく寒そうな風景でした。少年の表情が怖くて、悲しい。

◆自分に重ね合わせてみました。
 16歳の弟が居ますが、彼と両親にもぜひ見てもらいたい作品でした。

◆前半、彼が自転車に乗ってただ走っているシーンは、自分も自転車に乗って遠くへ行くことが好きで共感が持てた。
 戦争の話のシーンからは、ずっとその事を考えさせられました。

◆少年に感情移入しながら見てました。だんだん被害者的な悲しさを感じた。
  少年が一人でゲームをやっているシーン、あのゲームの音がすごく悲しかった。

◆少年の心理がとてもリアルにあらわれていたと思う。
 フラッシュバックのシーンが好きです。




6/27(月)に開催された第1回ガチンコトーク。
大盛況のうちに終了しました!!


  

<<出席した高校生のコメント>>

自転車を谷へ投げて、少年は母親を二度殺したことになるのか。
それとも殺した自分にけじめをつけたのか。
そんなことを考えた。

ボロボロの自転車が彼自身に重なって見えました。
人の命を取ることはそれが安楽死であれ、殺人であれ、その人の中に、手を直接下した人の中に何かの痕跡を残してしまうんだと思います。
彼の心の中はボロボロになっていたように感じた。
おにぎりを頬張る彼が切なく見えました。

ずっと自分のことを考えていた。
僕の過去の事。

自分も自転車で日光まで行ったことがあるのでとても感情移入できた。
私は、他の少年犯罪において、ネットで犯行予告をする事もあり、この岡山の17歳の少年も、だれかにいじめられていたことを気付いてもらいたかったのではないかと思った。そして、確かに岡山から逃げたのかも知れないが、誰かに見つけてもらいたかったのではないかと思う。


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