生き抜く 南三陸町 人々の一年

巨大な喪失と深い絶望。そして、かすかな“希望の光”
テレビでは伝えきれない、「命」を紡ぐ人々の素顔がここにある
2012年/日本/カラー/HDcam/99分/ドキュメンタリー


公式サイト

<スタッフ>
プロデューサー : 井本里士
監督 : 森岡紀人
<ストーリー>
マスコミに身を置く取材チームが突きつけた、
静かなるアンチテーゼ
津波の襲来から28時間後、私たちは山と海に囲まれた、人口約1万8千人の三陸沿岸の港町、宮城県南三陸町に入った。マスコミは画一的な被害状況の連呼、そして復興の槌音が聴こえるかのようなドラマチックなストーリーを追い求め、人々のかすかな息づかいには次第に振り向かなくなる。そうした報道は果たして彼らのありのままの姿を伝えているのだろうか?「被災地の人々」という群像ではなく、顔の見える被災者の喪失感や絶望感、静かな思いを伝えたい―。私たちがこの町を撮り続けることにこだわった理由はそこにあった…。




<概要>
毎日放送VOICE制作スタッフによる初の長編ドキュメンタリー!
本作を制作したのは、大阪・毎日放送(MBS)で人気報道番組として知られる「VOICE」制作スタッフ。一年を通して記録した取材テープは約800時間にもおよび、今年3月、それらをまとめたテレビ版を関西限定で発表。反響を受けて、初の長編作品として完成。「絆」や「希望」という言葉だけでは表現できない日常がそこにはある。ふだんテレビが報じない被災者の素顔、生と死が混在し続ける被災地を見つめ続けたドキュメンタリーが誕生した。
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