タイトル

ひとりの無知な男が聞いてみた。あのときのこと、これからのこと。
デジタル/カラー/モノラル/107分


公式サイト

<登場人物>

<福島で出会った方々>
 藤島昌治 星野良美 広畑裕子 大関弘一 大内節子 黒坂榮 冨沢真理 冨沢守 
 森園かずえ 箱崎亮三 高橋荘平 奥村健朗 加藤直 加藤幹子 飯高まなみ

<インタビューに応じてくれた方々>
 枝野幸男 内閣官房長官(震災当時)
 福山哲郎 内閣官房副長官(震災当時)       
 菅直人  内閣総理大臣(震災当時)
 下村健一 内閣広報審議官(震災当時)
 班目春樹 内閣府原子力安全委員会元委員長(震災当時)
 金子熊夫 外務省原子力課初代課長 
 澤田哲生 東京工業大学助教 工学博士
 渡部恒三 元国会議員(福島県選出)
 与謝野馨 元国会議員(日本原子力発電出身)
 村山富市 第81代内閣総理大臣 
 鳩山由紀夫 第93代内閣総理大臣
 細川護煕 第79代内閣総理大臣 
 藤家洋一 前原子力委員会委員長
<スタッフ>
監督・編集 : 石田朝也

ゼネラル プロデューサー : 大塚馨

エグゼクティブ プロデューサー :
  北島成治  松本典丈 櫻井隆

アソシエイト プロデューサー : 植田真仁

撮影 : 松崎高久

録音 : 小松一之
ラインプロデューサー : 米倉宏一
音響設計 : 芹川賢
協力 :
  株式会社ケイ・アイ・エス / 株式会社PINE10
   株式会社バルーン・アンド・カンパニー
特別協賛 : パルシステム生活協同組合連合会
協賛 :
  生活クラブ事業連合生活協同組合連合会
  生活クラブ生活協同組合・静岡
  株式会社大地を守る会 / グリーンコープ
  東都生活協同組合

企画・制作 : 株式会社大風
配給 : アルゴ・ピクチャーズ
製作 : 「無知の知」製作委員会 
©「無知の知」製作委員会2014




<イントロダクション>

原子力は、未来永劫わたしたちの文明を照らす光だろうか?東日本大震災と福島第一原発事故を経験したわたしたちはその神話を必ずしも信じることはもうできない。しかし発展した文明を手放すこともできずにいる・・・
2011年の大震災、そして原発事故以降、監督・石田朝也は「原発」に疑問を持った。自分の目で確かめるため福島の人々や震災直後の混乱した官邸と福島第一原発の状況を知る当時の内閣関係者のインタビューを決行。そして「原発って何?」と原子力工学の第一人者に聞き、「新しいエネルギー」について太陽光発電関係者に尋ねる。
そこから見えてくるのは、それぞれの立場から描き出される日本の未来の設計図。そしてそれぞれの正義。
「何しにきた!」と怒られたり、「不勉強な」と呆れられたりするものの、歩みを止めない、怖いもの知らずの“無知な男”石田監督。その突撃インタビューの記録。

<監督ステートメント>
震災、そして福島第一原発事故。あれから2年経った2013年3月にこの映画の撮影を始めました。
私はジャーナリストではありませんし、今までこのような政治色・社会性の強いテーマを題材にしたこともありませんでした。そんな私がこの映画を作ろうと思ったきっかけは、事故以降、私の中で芽生えたある疑問でした。その疑問とは至極単純で明快です。

「原子力・原発・放射能のことって何でこんなにわからないことばかりなのだろうか?」

原発は是か非か?事故以降全ての日本人がどちらの立場なのか自問自答しましたが、結論を出すために必要な情報が余りにも不確かなもののように見えました。であるならば、私がそのつなぎ役になろう!私がそれを聞きに行く映画を作ろう!と決意したのです。
そして1年かけて、福島を巡り、政治家・各種専門家に話を聞きました。実際に自分の目で見て耳で聞いた情報だけを頼りにこの映画を作りました。
この映画を見た人が、日本のこれからを、そして自分のこれからをもう一度見つめ直すきっかけになればという思いを込めて。
 
<プロフィール>
監督:石田朝也(Tomoya Ishida)

1967年静岡県出身。ESRA(パリ映像高等専門学校)卒業。NHKドキュメンタリー番組や海外作品、合作映画に携わる。2005年ドキュメンタリー映画「成瀬巳喜男・記憶の現場」で監督デビュー。日本の映画史に残る監督の軌跡を交流のあった俳優やスタッフの証言を基に3年の年月を費やして制作。国内外から高い評価を得る。本作は監督作2作目となる。
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