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<スタッフ>
監督 : 金聖雄
プロデューサー : 陣内直行
撮影 : 池田俊巳
現場録音 : 山田健太郎、高木酉一
録音 : 吉田茂一
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音楽&ピアノ : 谷川賢作
ハミング&ギター : 小室等
テルミン : トリ音
パーカッション : 河野“菌ちゃん”俊二
ナレーション : 伊藤惣一
製作 : 映画「SAYAMA」製作委員会 |
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<映画のこと>
どんなに大きな苦難を背負っていても〝生きることは美しい〞―石川一雄さんと早智子さんとの出会いはそう思わせてくれるものだった。1963年5月1日埼玉県狭山市でおこった女子高生殺害事件、いわゆる〝狭山事件〞。犯人にでっちあげられたのは被差別部落に住む石川一雄さんだった。獄中32年、仮出獄から19年。事件から半世紀「殺人犯」というレッテルを背負い続けながら、石川さんは今もなお「私は無実です」と訴え続ける。
映画はそんな石川さんと連れ合いの早智子さんに3年間寄り添った。「不運だったけど不幸ではない!」というふたり。「冤罪」という強いられた人生を受け止めまっすぐ歩む、その何気ない日常のなかからあぶりだされたものは普遍的なメッセージだった。
「幸せとは」「愛とは」「友情とは」そして「正義とは」……映画は問いかける。
監督 金聖雄
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<コメント>
この映画には、「愛すべき人」がいる。
「魅力的な人」がいる。
それがいいんです。
周防正行(映画監督)
石川さん本人について、
実は私も何も知らない。
そして、ぜひ知りたい―。
香山リカ(精神科医)
“そうきたか”
石川夫妻の人間像を描くことで、
むしろ冤罪のむごさが伝わってくる。
やくみつる(漫画家) |
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<監督プロフィール>
1963年大阪・鶴橋に生まれる。大学卒業後(株)リクルート勤務。その後自分で商売をはじめるが失敗。「何か?やりたい、出来るんだ」という想いを胸にくすぶらせながら、結局"愛する人"を追いかけて東京へ...。
東京にて料理写真家の助手を経験後、助監督になる。1993年からフリーの演出家としてスタートPR映像やドキュメンタリー、テレビ番組など幅広く手がける。2004年、在日1世のおばあちゃんの日常を4年間追いかけたドキュメンタリー映画「花はんめ」を監督。2012年1月ドキュメンタリー映画「空想劇場」完成。現在に至る。
◇おもな映画作品
「在日~戦後在日50年史」(監督補)「ムーダン~受けつがれる民俗文化」「花はんめ」「空想劇場~若竹ミュージカル物語」「植村牧場~小さなまちの牧童たち~」(製作中)
◇おもなビデオ作品
「東京ドームへの闘い」「酪農王国の人々~牛飼いたちの物語」「人、街、地球」「人権ってなあに?」シリーズ「語る」(被差別部落)「2・8独立宣言」
◇おもなテレビ番組
「宮崎駿の妖怪~日本人の忘れもの」「熱中時間」「課外授業ようこそ先輩」「世界虫ムシ大紀行」「羽田空港大百科AtoZ」「旅のチカラ」トレッキング紀行「ガイアの夜明け」(テレビ東京)「カンブリア宮殿」(テレビ東京) |
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