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<出演>
大口昭彦 徳永信一 あべあゆみ 内海愛子 金滿里
鶴見直斗(声の出演) |
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<スタッフ>
監督・編集 : 大浦信行
撮影 : 辻智彦
撮影助手・編集 : 満若勇咲
録音 : 清水克彦、根本飛鳥、百々保之 |
整音 : 吉田一明
制作 : 葛西峰雄
特別協力 : 辻子実
製作・配給 : 国立工房
(C)国立工房2014 |
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<ストーリー>
靖国に眠る246万の死者の声に耳を傾ける時、
イデオロギーを越えた【靖国】の新たな姿を目撃するドキュメンタリー
21世紀の今も、なお問題であり続ける「靖国」。現在、靖国神社には246万余りの戦没者が合祀されています。静かに佇む社の地下には、おびただしい死者たちの「血の海」が激しい怒りや哀しみをたたえ、たゆたっています。
靖国をめぐっては「歴史認識」「A級戦犯合祀」「政教分離」「首相参拝」などの論点について、今も多くの意見が激しく対立しています。本作品では、合祀撤廃、政教分離を訴えた「ノー!ハプサ(NO!合祀)訴訟」でも弁護人を務る大口昭彦氏と、右派陣営の代理人弁護士として、歴史認識問題や靖国問題、政治思想をめぐる事件を数多く手がける徳永信一氏、この左派・右派を代表する弁護士2名が、それぞれの「靖国への想い」を熱く語ります。彼らの意見に静かに耳を傾けると、様々な想いが蠢く軟体動物のような生物としての【靖国】が、無数の死者たちが奏でる沈黙の声に誘われるかのように浮かび上がってきます。
思想やイデオロギーを越えた地点から靖国を感じ、靖国の地下に眠る【地霊】の声に耳を傾けてみること。それこそが、8月の終戦記念日を控えたこの時期に【靖国とは何か】を考えるきっかけとなるでしょう。
監督は、異端の美術家、大浦信行(65歳)。美術家・映画監督として40年以上のキャリアを持つ大浦が【表現者としての集大成】として選んだテーマは【死者との対話】。映画でしか表現できないアプローチで、今まで【誰も見たことのない靖国】の姿を写し出します。
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<コメント>
靖国の底の底が覗き見えた映画だった。
田原総一朗(ジャーナリスト)
観ながらドキドキする。この危険な映画を観ている自分にドキドキする。
観終えて思う。確信する。でもそれは僕の思い。
きっとあなたにはあなたの思いが生まれるはず。これはそんな映画なのだ。
森達也(映画監督・作家)
今まで知らなかった靖国が立ち現れてくる。鬼気迫る映画だ。
地霊と共に、大浦監督の底力を感じた。「ここまでやるのか、監督は」と、恐怖した。
鈴木邦男(一水会顧問)
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