千年の一滴
だし しょうゆ

日本人と自然との関係を、食を切り口に見つめたドキュメンタリー
2014 年 / 日本・フランス/ 100 分 / HD /ドキュメンタリー

公式サイト

English

<出演>
加藤宏幸(京都・祇園の 料亭「川上」主人)
藤本ユリ(北海道羅臼町、昆布ひろい漁、90 歳)
三浦利勝さん一家(北海道羅臼町、昆布漁)
今給黎秀作(鹿児島県枕崎市、カツオ節り職人)
坪川民主(神奈県横浜市、曹洞宗大本山總持寺 典座)
椎葉クニ子 (宮崎県椎葉村、伝統的焼畑農民 、90 歳)
福知太郎 (東京都、はじめて「だし」 を口にする赤ちゃん、 生後 6ヶ月 )
澤井久晃(京都市、醤油醸造業 「澤井醤油本店」 5代目主人)
大野 考俊 (千葉県 香取郡神崎町、酒造業「寺田本家」杜氏)
助野彰彦(京都市、種麹屋主人)

【科学的監修 兼 出演】
伏木 亨( 京都大学院農研究科教授 栄養化学研究 )
北本勝ひこ(東京大学農部 生命科学研究科教授、麹菌研究)
<スタッフ>
監督 :  柴田昌平

プロデューサ :
 大兼久由美( プロダクション・エイア、 『ひめゆり』 『森聞き』ほか )
 牧野望(NHK大型企画開発センター)
 伊藤純(NHK大型企画開発センター( 当時 ) 、NHKエンタープライズ(現))
 Luc Martin-Gouset (フランス人、 映像制作会社 Point du Jour 代表)
 Catherine Alvaresse(フランス人、 ARTE France)

撮影 :  春日井康夫(『映像詩 里山~ 命めぐる水辺 』でイタリア賞受賞)
音楽 : Dan Parry (イギリス人、BBC 番組などの音楽を数多く手がけている)

制作著作 : プロダクション・エイシア/ NHK / Point du Jour / ARTE France
配給 : プロダクション・エイシア




<ストーリー>
第一章 だし 大自然のエッセンス
仏教の肉食禁止令のもと、およそ千年かけて、人びとは肉に代わる”うまみ”を探し求めました。北に南に、海に森に。見つけたのが雄大な自然を凝縮した「だし」でした。最新の食品科学は、「だし」が健康によく、理にかなっていることを明らかにしています。漁師、農家、禅寺、料亭、科学者―。「だし」をめぐる人々の営みを追い
、大自然から”うまみ”のエッセンスを取り出してきた日本人の知恵を描きます。

第二章 しょうゆ ミクロの世界と対話
和食の調味料(しょうゆ、さけ、みりん、みそ)は、1種類のカビ(麹カビ)が生み出します。
特撮を駆使したミクロの映像で、千年にわたり磨かれた職人たちの発酵の知恵と、麹カビによる和食創成のドラマを浮かび上がらせます。




<コメント>
このドキュメンタリーは、食文化、あるいは日本文化について、これまでの理解を
はるかに越えた世界へと、われわれを誘ってくれる。
リュック・マルタン=グセ(仏プロデューサー)

“Ces sagesses millénaires, l'Occident en est seulement à COMMENCER à les redécouvrir!”
太古以来のこの叡智。それを西洋は今、改めて発見し直すところから始めなくてはいけない!
(仏の観客)

“Die Beste Doku, die ich seit Jahren gesehen habe. Vielen Dank!!!”
私が近年観た中で最高のドキュメンタリー。ほんとうにありがとう!!!
(独の観客)
 
<プロフィール>
柴田昌平(監督)

初監督作品『ひめゆり』(2007 キネマ旬報ベストテン文化映画1位他)
『森聞き』(2011 児童福祉文化省厚生労働大臣賞他)。ドキュメンタリー番組も数多く制作し、NHK スペシャル「クニ子おばばと不思議の森」など海外で受賞した作品多数。

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