<山戸結希とのいちばん最後で最初の出会い方>
『あの娘が海辺で踊ってる』『おとぎ話みたい』

日本映画界の新星・山戸結希映画監督3周年記念上映!
伝説の処女作 『あの娘が海辺で踊ってる』
少女映画の金字塔 『おとぎ話みたい』  二本連続上映!


新作を発表する度にセンセーションを巻き起こしてきた山戸結希監督。
最近では2016年秋全国ロードショー『溺れるナイフ』(原作・ジョージ朝倉)の実写化でも大きな話題を呼んでいる。

彼女の処女作は、上智大学在学中にみずから映画研究会を立ち上げ、独学で撮った『あの娘が海辺で踊ってる』。
映画の撮り方を誰にも教わらずに完成させた作品ながら、第24回東京学生映画祭ではこの作品のために審査員特別賞が設けられ、2012年11月にポレポレ東中野で劇場デビューを果たすと、爆発的大ヒットを記録した。

その後、監督本人の意志により、都内での上映が約3年にわたり「封印」されていた。
そして2015年、山戸結希の映画監督3周年を節目に、大晦日にポレポレ東中野での特別上映が決定した。併せて上映されるのは少女映画の金字塔『おとぎ話みたい』。この二本が連続上映されるのは東京では初となる。

2016年に全国デビューを控える「山戸映画」。
驚異的なスピードで、独自の映画世界を進化させる山戸結希の道程に刮目してほしい。
世界でいちばん最初に出会う、ラストチャンスになるかもしれない。
<作品解説>

『あの娘が海辺で踊ってる(完全版)』


2012年/50分

熱海に住む女子高生2人、男子高生2人の夏のストーリー。AKBに憧れる自意識過剰な美少女舞子は海辺の田舎町で浮いている。日本舞踏が趣味の「ホトケの菅原」だけが唯一の友達であり、強烈な依存関係に陥っている。そんな中、三味線部の笹谷、古野との出会いは契機となる。その音色が響いた時、彼女達が迎える一夏の成熟を描く。

監督・脚本・撮影 : 山戸結希

出演 : 加藤智子、上埜すみれ、若月悠、福本一馬

音楽 : 富山優子
助監督 : 坂本悠花里
製作・配給 : 上智映画研究会
新劇場版『おとぎ話みたい』

2014年/51分

田舎に暮らすしほは、高校3年生。愛と夢のはざま、ひと冬の初恋の記憶。少女の膨れ上がる心は、傷だらけになりながら踊る。
テアトル新宿のレイトショー実写動員記録を13年ぶりに更新した21世紀最強の一本。少女映画史に金字塔を打ち立てた山戸結希監督の代表作。

監督・脚本 : 山戸結希

出演 : 趣里、岡部尚、
      おとぎ話(有馬和樹・風間洋隆・牛尾健太・前越啓輔)
      小林郁香、井土紀州、寺島由芙、椎名琴音

音楽 : おとぎ話
製作・配給 : 寝具劇団
<山戸結希監督コメント>
世界との一期一会を願って描き上げた、笑ってしまうほど未熟なラブレターズではありますが、2015年を生ききろうとするあなたの心に、それ以外はなかったかたちで、かけがえなく寄り添えますように。
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