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<出演>
関野吉晴 渡部純一郎 前田次郎 佐藤洋平 ザイヌディン
グスマン シャビル ダニエル ラティフ サダル
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<スタッフ>
監督・構成・編集 : 水本博之
プロデューサー : 関野吉晴
音楽 : ミツキシ
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助成 : 文化庁文化芸術振興費補助金
映像協力 : 大船渡津波伝承館 |
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<ストーリー>
エンジンを持たぬ巨大漂流物
インドネシアから来たる!
120kgの砂鉄
54mの大木
268日の造船
コンパスを持たず
島影と星だけが頼り
風がないと
時速2kmしか進まない船
インドネシアから日本へ
3年をかけた
4700kmの旅路
旅はクルーたちの人生を
どう変えてゆくのか
フィクションよりもドラマチックな旅の記録
『グレートジャーニー』の探検家 関野吉晴が企画した途方もない旅…。それは「自然から素材を集めて鉄を作り、その鉄で船を作り、エンジンを使わずに島影と星だけを頼りにインドネシアから日本まで来る」というもの。関野の教え子である武蔵野美術大学の学生たちも参加し、船を作り上げるが、逆風では進む事ができないという欠陥を抱えていた。進まないときは歩くよりも遅く、停滞に停滞を重ねる船。価値観も宗教も年齢もバラバラの11人のクルー達は圧倒的な自然の力に翻弄されながら喜び、怒り、哀しみを分かち合いながら進む。そして3.11の東日本大震災の大災害を経て、旅は新たな意味を持ち始める。2010年に初上映された『僕らのカヌーができるまで』に描かれた造船から、その後の航海まですべての冒険を見つめた完結編。 |
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<コメント>
今回は若者とインドネシア人漁師と手作りカヌーで大海原に挑戦。星を頼りに航海する、グレートジャーニー関野吉晴さんたちの姿に手に汗握り、最後は拍手を送り、脱帽した。
— 北野武(映画監督・タレント)
関野さんは、読書しているような目で冒険をやってくれる。今度の旅は、海と人間に聴診器をあてているような顔だった。
— 糸井重里(コピーライター)
もともと古代人の航海についての興味で見たけれど、見終わったら関野氏が実践する超理想的な全人教育を、僕も一生徒として疑似体験させてもらったような……そんな映画でした。
— 会田誠(美術家)
関野さんは遊びの天才だ。手造りの丸木舟で、インドネシアの漁民の人たちと、はるばる日本まで航海するなんて少年の夢そのもの。俺もこんなことをしてみたい!……と、羨ましすぎて、平常心で観ていられなかった。
— 高野秀行(ノンフィクション作家)
とっても不思議な映画です。3・11の震災をはさんで、冒険の記録ではなく、命のつながりの深淵へと入っていきます。人間の意識は大自然と響きあっているのかなあ。関野吉晴さんが始めた航海の意味が……3年を経てやっと明らかにされました。ぜひ、若い人たちに観てほしいです。
— 田口ランディ(作家)
我々は地球という太古の昔から変わらない舟に乗り合わせていて、そこからすべてを授かり、生かされている。喜怒哀楽の波に揺られながら。縄文号とパクール号はまさに小さな地球。そこで暮らす意味を我々に問いかけてくれる。
— 林家たい平(落語家)
二艇が石垣島を前にしたとき、私はぞわぞわと感動し、泣きたくなった。作業効率も、航海の効率もめちゃくちゃ悪い。しかし、この旅に「効率」は意味をなさない。「馬鹿げたことを通して見えてくるものがある」という関野吉晴が見たものとは?ズルのないドでかい旅を見てほしい。
— 服部文祥(サバイバル登山家) |
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<プロフィール>
関野吉晴
探検家・医師・武蔵野美術大学教授
1949生まれ。1999年植村直己冒険賞受賞。アフリカへ人類拡散の足跡を巡る旅と、日本列島にやってきた人々の足跡を巡る旅の、新旧グレートジャーニーを成し遂げる。2013年には国立科学博物館『グレートジャーニー展』の監修も務める。今回は自作の船で、星と島影だけを頼りに4700kmの航海に挑む。本作の企画・制作・出演。
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