放射線を浴びたX年後2

思いは 風化しない―
待望の第二弾! 戦後日本の闇に迫るドキュメンタリー映画

2015年/86分/16:9/カラー/日本/ドキュメンタリー

公式サイト

<スタッフ>
監督・撮影 : 伊東英朗

ナレーション:鈴木省吾 

録音 : 山内登美子
企画 : 大西康司
チーフプロデューサー : 兵頭英夫
プロデューサー : 小倉健嗣
構成 : 日笠昭彦
ミキサー : 山口 誠 
音響効果 : 番匠祐司
特別協賛 : 大一ガス株式会社
協力 : 日本テレビ系列 NNNドキュメント

製作著作 : 南海放送
宣伝配給協力 : ウッキー・プロダクション
宣伝美術 : 成瀬 慧

映像協力 : 日本ドキュメントフィルム
写真協力 :
  焼津市教育委員会(焼津歴史民族資料館)
  共同通信社/琉球新報/沖縄タイムス
 <概要>
36歳の若さで亡くなった父
半世紀前、太平洋核実験を目撃した海の男たち―
彼らは「被ばく者」だったのか?
終戦直後の1946 年。太平洋上で、米国による核実験が始まった。しかし多くの漁船が、その後100回を超える実験期間中も、近海でいつも通り操業を続けていた―。闇に葬られたビキニ水爆実験の真相に迫る前作『放射線を浴びたX年後』から3年。高知県室戸市ほか各地での継続取材は、新たな展開を迎えていた。安全や核をめぐって国のあり方があらためて問われる今、かつて日本の繁栄を支えた海の男たちのメッセージに、地方TV局のディレクターが迫った渾身のシリーズ第二弾!




<ストーリー>
これは、遠い時代・遠い場所の話ではなく、私たちの[X年後]の物語である。

「私の父は なぜ死んだのか?」
半世紀前の太平洋核実験 室戸の漁師たちが伝える無言のメッセージとは――?
東京で広告代理店を経営する川口美砂さん、59歳。故郷である高知県室戸市で、映画『放射線を浴びたX年後』を観たことがきっかけで、元漁師だった父の早すぎる死に疑問を抱き始める。当時「酒の飲みすぎで早死にした」と言われた父。本当にそうなのだろうか?高知県南国市在住の漫画家、大黒正仁さん(ペンネーム:和気一作。代表作「女帝」など)もまた、映画との出会いがきっかけとなって父の死に疑問を抱く。愛する父への強い思いが、二人を動かし始める。
一方、取材チームは放射線防護学の専門家と共に、1950年代当時、雨水の中に高い放射性物質が測定された沖縄、京都、山形を訪れ、独自に土壌調査をおこなう。民家の床板を外し、半世紀ぶりに現れた土。遠く離れた太平洋でおこなわれた核実験の影響は、今も日本列島に影響を及ぼしているのだろうか?
元漁師たちの証言、破られた船員手帳、厚労省への情報開示請求―。日本列島を揺るがした巨大被ばく事件から半世紀を経た今、決して消え去ることのない「被ばく」の傷跡が、徐々に明らかになる。
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