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<出演>
スパリゾートハワイアンズ・ダンシングチーム モアナ梨江 他38名(2015年撮影時)
ファイヤーナイフダンサー
斉藤和雄とエテネタヒチアンズ
常盤音楽舞踏学院 カレイナ二早川 クウレイ尚子
常盤音楽舞踏学院 1期生
常盤興産株式会社 スパリゾートハワイアンズのみなさん
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<スタッフ>
構成・演出 : 杉山太郎 利倉 亮
撮影 : 志賀葉一 飯岡聖英 瀬川龍
企画・プロデューサー : 利倉 亮
アシスタント : 竹内宏子
特別協力:常盤興産株式会社 スパリゾートハワイアンズ
製作:レジェンド・ピクチャーズ
配給:株式会社トリプルアップ
宣伝:株式会社フロンティア・エンタープライズ
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<ストーリー>
「東北にハワイを!」生バンドの演奏にプロダンサーたちの楽しい踊り。かつて日本には、日劇ミュージックホール、浅草フラダンス座をはじめ様々なレビューを上演する劇場があった。しかし、70年代以降、エンターテイメント業界全体の衰退に抗えきれずそれらは散り消えていった。だが、今なお独自に進化をしながら何十年も続いているショーがある。それが福島県いわき市にあるリゾート施設・スパリゾートハワイアンズ(旧 常盤ハワイアンセンター)のポリネシアンショーである。
本作は2014年12月に撮影開始。スパリゾートハワイアンズの創業50周年を飾る新しいショー“BIG MAHALO!!”が完成するまでの道のりを追いかけた。ダンサーたちは昼と夜のショーの合間を縫って、新しいショーのレッスンを行い、時には深夜まで及ぶリハーサルをこなす。年の瀬の慌ただしい中、総勢38名のダンサーがそれぞれに課題を持ち、新しい演目に取り組んでいた。チームを引っ張るリーダー、舞台を華やかに舞うソロダンサー、先輩のように踊りたいと練習に励む後輩ダンサー、夢をあきらめなければならなかったダンサーなど、フラガールたちは貴重で濃密な時間をショーとレッスンに費やす。
50年という長きにわたりダンサーを指導してきたカレイナニ早川は言う。「いかに生きていくということが大事、それには仕事、これをいかに全うできるかという自分自身の葛藤です。」と。その言葉に呼応するように、フラガールの一人は「自分の為ではなくお客様の為に踊りたい」とインタビューに応えた。
本作のナレーションを務めるのは、女優・秋吉久美子。秋吉の最終章のナレーションとともにBIG MAHALO!!の幕が上がる。迫力の映像はまるでハワイアンズのショーを生で観ているような感覚に襲われる。エンディングのBIGINの「海の唄」が流れると、激しいリズムが一転、スローなメロディーとともに息を弾ませたダンサーたちの最高の笑顔が弾けた。
MAHALOとはありがとう、感謝の意味。震災から立ち直りつつあるいわき。蘇ったスパリゾートハワイアンズ。いろいろあった五十年、精一杯の感謝をこめてフラガールたちは「今」を踊る。 |
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