五島のトラさん

長崎県五島のうどん製麺所
トラさん家族の9人、22年の感動ドキュメンタリー
 2016年/日本/16:9/114分

2015年 第53回ギャラクシー賞奨励賞
2015年 第24回FNSドキュメンタリー大賞グランプリ
JPPA-AWARDS 2016 経済産業大臣賞/音響技術テレビドキュメンタリー部門ゴールド
2016年6月 上海テレビ祭ドキュメンタリー部門マグノリア賞(最高賞)


公式サイト

<スタッフ>
ナレーション : 松平 健 

テーマ曲 : さだまさし「案山子」
監督:大浦 勝 

撮影 : 井上康裕 島田総一郎 峰下正道
      黒木誠 大浦 勝 
編集 : 井上康裕 
VE : 田渕圭太 

音響効果 : 渡辺真衣 
ピアノ : 石井佳那子 
MA : 濱田 豊 
サウンドプロデューサー : 田中政文 

美術 : 山本竜彦/久保田はるな 
編成 : 増田朋和 

プロデューサー : 城谷英知 

題字 : 茂田 恵 
広報 : 山口 葵 

特別協賛 : 新上五島町 九州商船㈱  
宣伝美術 : 森泉 宏 
宣伝 : きろくびと 

製作・配給 : テレビ長崎
<ストーリー>
「自分の子どもは、自分で鍛える」
うどんと塩の製造業を営む9人家族の22年の軌跡。
ちいさな離島に残る、ほんとうの“家族のかたち”。
トラさんの愛称で呼ばれている犬塚虎夫さん。長崎市の西方100キロに浮かぶ五島列島北部の新上五島町で、名物の五島うどんや天然塩を家族で作り、生計をたてている。妻・益代さんとの間には子どもが7人。子どもたちは毎朝5時に起きて約1時間うどん作りの手伝いをして学校に行く。家族が手伝うことで家計も助かるが、手伝った分は給料として小遣いをあげる。「お金の価値や物を作る責任感、喜びを知る。学校では教わらないことを家の手伝いを通して学ぶ」とトラさんはいう。過疎化が進む島で生きていく術を考えながら豊かに生きている家族の22年におよぶ成長の記録である。

  

2015年FNSドキュメンタリー大賞のグランプリ受賞
テレビ放送で大反響のドキュメンタリーが映画化!
1993年、テレビ長崎のディレクター・大浦勝が、長崎市から高速船で1時間半、五島列島の北部にある新上五島町でうどんの製麺業と天然塩の製造をする犬塚虎夫さん(通称トラさん)と、当時五島で取材した別の家族の紹介で出会った。大浦は同年、家族の風景を番組にする。トラさんの生き方に共感した大浦は、その後も土日や正月などにデジタルカメラを担ぎ、22年間もの長きにわたって、家族の成長を追い続ける。2015年に完成した作品は、テレビ放送後、大きな反響を呼び、数々の賞を受賞、同年のFNSドキュメンタリー大賞でグランプリを獲得した。島の習俗や美しい自然を背景に、現代社会で忘れかけている「家族」の原点を描いた話題作が映画版となって、2016年の夏、劇場公開される。
<コメント>
海が好きで、五島が好きで、何よりも家族が大好きなトラさん。
たまにはぶつかり合いつつも、家族の絆、温もり、涙。
家族って本当にいいなぁと思える作品です。
松平 健(俳優)

家族のいる人も、いない人も、家族を愛している人も、そうでない人も、みんな見たほうがいい。
<最小>だけど<最強>のコミュニティは「家族」なんだって再確認できる。
春風亭一之輔(落語家)

これこそがドキュメンタリーの真髄だと思いました。
「記録」することの本質を見た気がします。
石川直樹(写真家)

泣きたいわけではなかったのですが、いやですね、涙が幾度も溢れました。
トラさん一家のみんなの命がきらめいてました。
谷村志穂(作家)

トラさん(奥さんも)が幾度も涙するシーンに、たまらずもらい泣きしてしまう。
主人公トラさんの感情の描き方が的確、かつ情感豊かに表現されている。傑作だ。
原一男(映画監督)
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