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HELLFIRE 劫火 -ヒロシマからの旅- (1986年/58分/16mm・予定)
アカデミー賞 長編ドキュメンタリー部門 ノミネート
サンフランシスコ国際映画祭 グランプリ
1945年8月6日、米軍は広島に原子爆弾を投下。直後から画家の丸木位里、丸木俊夫妻は広島に1ヶ月滞在し被爆者の救済にあたる。その生き地獄からの帰還後、二人は共同で筆をとり32年の歳月をかけ「原爆の図」15部作を描く。本作は丸木夫妻の芸術への旅路を振り返りながら、人間の根源的な業に迫る。
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老人と海 (1990年/98分/35mm)
ニューイングランド映画祭 グランプリ
与那国島——日本列島の西の入り口に位置し、海上120kmの先に台湾をのぞむ。この島には、かつてサバニと呼ばれる小舟を操り200kgもの巨大カジキを追う老漁師がいた。彼は島の人々に支えられ、海を愛して漁に出る。不漁に苦しみながらも、自然への敬意と漁師の誇りを忘れず、カジキとの格闘に打ち勝つまでの記録。与那国島の海、人、暮らしに寄り添いながら撮影された本作は、人間と大自然のつながりを感じさせる。
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夢窓 庭との語らい Dream Window (1992年/57分/DVD)
エミー賞 撮影賞
サンフランシスコ国際映画祭 審査員特別賞
西芳寺や天龍寺、龍安寺、桂離宮など様々な日本庭園の四季折々の風景を丁寧に映し出し、それらが日本文化にどのような影響を与えているのかを、作曲家の武満徹、芸術家の勅使河原宏をはじめ、建築家、詩人、住職など、異なる分野の人たちが語る。日本庭園と現代人との関わりを考察したドキュメンタリー。
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チョムスキー9.11 (2002年/74分/35mm)
日本映画ペンクラブ会員選出ベスト5 「文化映画部門」第1位
U2のボーカル、ボノが「飽くなき反抗者」と呼ぶ反骨の知識人、ノーム・チョムスキー。アメリカにおけるもっとも重要な「アメリカ批判者」である彼は、2001年9月11日に起きた同時多発テロの直後から、事実に基づいた鋭い政治評論と発言を繰り返し、世界中で高い注目を集めた。本作は9.11発生から半年後に行われたチョムスキーへのインタビューとその活動の記録。音楽は忌野清志郎。
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ノーム・チョムスキー イラク後の世界を語る (2003年/24分/DVD)
映画「チョムスキー9.11」の撮影後に起きた様々な出来事、特にイラク戦争後の米国政府の政策および世界情勢について、2003年7月22日にノーム・チョムスキー氏にインタビューした映像の記録。
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映画 日本国憲法 (2005年/78分/DVD)
キネマ旬報ベスト・テン 「文化映画」部門 第1位
日本映画ペンクラブ会員選出ベスト5「文化映画」部門 第1位
2005年、自衛隊のイラク派兵をきっかけに憲法についての踏み込んだ議論がはじまった。国内の性急な改憲への動きを、世界に視野を広げて見つめ直そうと企画された。憲法とは誰のためのものか、戦争放棄を誓った全文や第9条をどう考えるのか。憲法制定の経緯や平和憲法の意義について、世界的な知の巨人たちに行ったインタビュー集。
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マイケル・ケンナの北海道 (2007年/20分/DVD)※初劇場上映
(C)Michael Kenna
風景写真家として世界的に有名なマイケル・ケンナ。主に夜と夜明けに撮影を行い、長時間露光によって、光と大気の微妙な変化を焼きつけ幻想的な写真を生み出す。北海道での撮影に同行し、彼の創造性に迫る。
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沖縄 うりずんの雨 (2015年/148分/BD)
キネマ旬報ベスト・テン 「文化映画」部門 第1位
毎日映画コンクール ドキュメンタリー映画賞
1945年4月1日から12週間に及んだ沖縄地上戦では、4人に一人の住民が亡くなった。本作は、同じ戦場で向き合った元米兵、元日本兵、沖縄住民に取材を重ね、沖縄戦の実情に迫る。また、アメリカ占領期から今日に至るまで、米軍基地を日米双方から押し付けられてきた沖縄の歴史を描き、現在の辺野古新基地建設問題の本質を浮かび上がらせる。 |
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[9] <特別上映> + トークイベント(40分)
9-1 ノーム・チョムスキー氏の最新インタビュー映像 (2016/15分・予定/BD)
9-2 ジョン・ダワー氏の最新インタビュー映像 (2016/15分・予定/BD)
ユンカーマン監督作品のキーマンとも言える2人はいま、世界をどう見ているのか?
2016年4月にユンカーマン監督が米国で行ったインタビュー映像の上映と、トークイベントがセットになった特別プログラム!
※ゲストなど詳細は直接劇場まで
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