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<出演>
李孝範 姜孝雄(セカンド) 権仁志(キャッチャー)
金勤(レフト) 菲俊漢(サード) 梁視鉄(ピッチャー) 張基浩(センター)
ナレーション : クォン・ヘヒョ(『冬のソナタ』『私の名前はキム・サンスン』他)
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<スタッフ>
監督 : キム・ミョンジュン(『ウリハッキョ』)
製作 : クァク・ヨンス
プロデューサー : チョ・ウンソン(『60万回のトライ』)
日本プロデューサー : 力武俊行
撮影 : キム・ミョンジュン、チョ・ウンソン
編集 : キム・ミョンジュン
音楽 : カン・カンサング
原題 : グラウンドの異邦人
英題 : Strangers on the Field
配給 : スプリング・ハズ・カム 配給協力・宣伝:太秦
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<ストーリー>
30年の時を超えて帰ってきた、かつての野球少年たち 彼らの心に去来するものとは…
【韓国で5万人を動員した傑作】『ウリハッキョ』のキム・ミョンジュン監督最新作
1982年の韓国プロ野球発足から34年。現在では、日本で活躍する選手も多く、李大吉(元・ソフトバンク)、秋信守等8人の韓国人選手が世界最高峰のメジャーリーグで活躍する日本と肩を並べる野球大国となった。朝鮮戦争後の1956年、戦後復興のため開催された全国学生野球大会は、当時韓国で一大センセーションを巻き起こし、招聘された在日同胞の選手たちの華麗で洗練されたプレーに当時の観客は度肝を抜かれ、韓国の人にとってその存在は羨望の的となり、韓国野球のモデルとなった。1956年から1997年までの42年館、毎年夏になると野球少年たちは、海峡を越えて本国に渡る。そのなかで決勝戦まで勝ち残りながら惜敗した1982年の野球チームの少年達を探しだし、プロ野球始球式に登板してもらおうという企画が持ち上がる。そして、熱心な韓国の野球ファンが日本にやってきて当時の選手捜しを始めるが…。大好きな野球とアイデンティティに翻弄されながら、塩っぱい青春を謳歌した在日の少年たちの哀愁と希望、そして韓国野球の発展に貢献した野球少年の軌跡を綴った心揺さぶる野球ドキュメンタリー映画である。
お隣の国の高校野球大会 鳳凰大旗学生野球大会とは
3000本安打の名選手 張本勲もこの大会を通り過ぎていった。
1970年頃まで韓国の花形スポーツ大会は高校野球であった。全国大会が始まると、ソウルの中心部にあるソウル野球場(後の東大門野球場)には、多くの観客が詰めかけ1回戦からスタジアムは満員の観衆で埋まり、熱い応援合戦が繰り広げられた。その人気に火をつけたのは、日本から参加した在日同胞学生の華麗で洗練されたプレーであった。1956年の夏から、甲子園大会に出場しなかった高校生を選抜して在日同胞野球チームを結成し、韓国・ソウルで試合を行った。選抜チームの祖国訪問試合は1970年代に入ると、主催していた韓国日報が1971年から始めた鳳凰大旗争奪全国高校野球大会に参加する形で続いた。この大会は予選なしで韓国全ての高校チーム(全国で50校程度)が参加して、夏の甲子園大会とほぼ同時期に開催され、1997年まで続いた。
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