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<出演>
沢口靖子
岩崎未来 向鈴鳥 村田雄浩 星由里子
遠藤久美子 柊子 ひし美ゆり子 嶋尾康史 祷キララ 本間淳志 仁科貴 森日菜美 大塚まさじ
吉山咲羽 岡野天星 眞鍋歩珠 鳥井咲帆
製作・配給:ゴーゴービジュアル企画・映画「校庭に東風吹いて」配給委員会
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<スタッフ>
原作:柴垣文子(新日本出版社・刊)
監督:金田敬
脚本:長津晴子
企画・製作:桂壮三郎
プロデューサー:酒井識人/三谷一夫
撮影:飯岡聖英
撮影監修:志賀葉一
照明:赤津淳一
録音:福田伸
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編集:菊池純一
美術:寺尾淳
音楽:山谷知明
助監督:小野寺明洋
制作担当:大和田晃
VE:中村貴志
制作主任:中村秀康
衣装:手塚勇
メイク:綿屋紀子
技術:パナソニック映像
制作協力:映画24区 |
製作・ 配給 : ゴーゴービジュアル企画 映画「校庭に東風吹いて」配給委員会
フィルムパートナープロデューサー : 江副文史 柴垣治男 柴垣紀行
宣伝 : トラヴィス
特別協賛 : EH株式会社 桜並木心療医院
制作協力 : 京都府南山城村
助成 : 文化庁文化芸術振興費補助金 企業メセナ協議会認定作品 |
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<解説>
声を出さず心の悲しみを抱える少女、貧困から問題を起こす少年、彼らと向き合う教師たちの情熱で〈涙〉は〈希望〉に変えられるだろうか。
市場原理主義による貧困と格差は広がり、教育危機は深刻さを増しています。そのため、学校だけでも、家庭だけでも解決できない子供とたちの問題が多く増えている気がします。
この映画は場面緘黙症の心の悩みを抱えた少女、貧困から様々な問題を起こす少年の絶望と苦しみなど、子ども達の困難に寄り添い、子ども達に愛情を貫いた女性教師の熱い感動の物語です。
今なおざりにされている熱く強い教師が学校だけでなく、家庭や子供たちに真摯にぶつかっていき、現代教育の在り方にひとつの疑問を投げかけます。私たち観客はこの映画を見てどんな答えを出すのでしょう?
柴垣文子渾身の小説「校庭に東風吹いて」をもとに、脚本を担当するのは気鋭の長津晴子。監督は「アンダンテ稲の旋律」の金田敬。企画・製作は「ひまわり~沖縄は忘れないあの日の空を~」の桂壮三郎。主演の女性教師・三木知世役には9年ぶりの映画出演となる沢口靖子、知世の理解ある夫には村田雄浩、場面緘黙症の少女の母に遠藤久美子、知世の母には星由里子を配し2016年春、大阪および京都府下の南山城村を舞台に撮影は敢行されました。
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<ストーリー>
三木知世(沢口靖子)は、転勤で小学3年生の蔵田ミチル(岩崎未来)のクラスを担当する。ミチルは、家では少し話せるのに学校では話せない。一人でトイレに行けない、一人で給食を食べられない、歌えない、絵を描かない…「場面緘黙症」の疾患を持っていた。
そんなミチルに知世は共感と愛情をもって接する。夫の真治(村田雄浩)や母のハル江(星由里子)も一生懸命な知世に協力的だ。
同じクラスには、問題行動の多い安川純平(向鈴鳥)がいる。離婚した母の理恵と純平は父親の借金を背負い貧しい生活を送っている。そんな二人が教室に飛び込んできた青いインコをきっかけに幼い友情を芽生えさせる。
段々と心を開いていくミチルだったが、ある日インコが逃げ出したのをミチルのせいだと誤解した純平はミチルを責めてしまう。ショックを受けたミチル不登校になるが、知世はミチルの母・富子(遠藤久美子)と交換ノートを始め何とかミチルを学校に来させようとする。
一方、純平はインコが逃げたのはミチルが原因ではなかったことに気付き苦しむ。そんな時理恵が病気になり、助けようとした純平は薬を万引きしてしまう。純平の苦しみを知った知世は生活保護の申請や夫の借金の帳消しにするために奔走する。
生徒の家庭にかかわるなという学校からの圧力もあり、今度は知世が心労も相まって倒れてしまう…。
果たして知世は子ども達の涙を希望に変えることができるのだろうか?
*場面緘黙症とは?
家庭などでは話すことができるのに、社会不安(社会的状況における不安)のために、学校や幼稚園といったある特定の場面、状況では全く話すことができなくなる現象を言う。幼児期に発症するケースが多い。
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<プロフィール> <監督:金田敬>
1963年大阪府生まれ。大阪芸術大学舞台芸術学科を卒業後、廣木隆一、石川均監督達の助監督として映画・TVで活躍する。1990年に監督に昇進し、単館系映画・Vシネマ作品を監督する。2003年劇場用作品「青いうた のど自慢青春篇」を監督し好評を得る。2007年「愛の言霊」、2008年「春琴抄」、2010年には「アンダンテ 稲の旋律」で本作の桂壮三郎と組み大ヒットを飛ばす。
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