記録映画「高江-森が泣いている」

藤本幸久・影山あさ子 共同監督作品
2016年/64分/森の映画社

公式サイト

<スタッフ>
撮影 : 栗原良介 小田切瑞穂 藤本幸久 影山あさ子

編集 : 栗原良介

ナレーション : 影山あさ子

音楽 : 海勢頭豊「喜瀬武原」

製作・著作 : 森の映画社

配給 : 影山事務所
<ストーリー>
2016年7月10日、参議院選挙。沖縄では、辺野古新基地に反対する伊波洋一氏が、現職大臣を破って勝利した。

その翌朝、機動隊に守られて、米軍北部訓練場へのヘリパッド建設資材の搬入が始まった。
警視庁、千葉県警、神奈川県警、愛知県警、大阪府警、福岡県警、全国から500名の機動隊が動員された。

7月22日は早朝から、警察・機動隊が県道を10時間にわたり封鎖し、市民と車両を力ずくで排除。工事現場への入り口を封鎖し続けた座り込みテントを破壊した。

高江は今、戒厳令状態だ。
警察・機動隊・防衛局職員ら1000人体制で、毎日、抵抗する市民の排除が繰り返され、警察車両に警備されて、トラック10台分の工事用の砂利が運び込まれている。

7月11日から一ヶ月、私たちは高江で撮影を続け、現場の出来事を1本の記録映画にまとめた。
高江を今、ぜひ映画で見て欲しい。
<解説>
高江
東村・高江のある沖縄本島北部、やんばるの森は、天然記念物のノグチゲラやヤンバルクイナも棲む自然の宝庫。その森に米軍の北部訓練場がある。高江の人口は140人。集落を囲むように、6箇所のヘリパッド建設が2007年に始まったが、住民たちは座り込みで抵抗。4箇所はまだ作られていない。新たなヘリパッドは、海兵隊の新型輸送機・オスプレイのためのもので、従来のヘリコプターより騒音も墜落の危険も上回る。
-----------------------------------------------------------------------