さとにきたらええやん

いつでもおいで。

日雇い労働者の街・釜ヶ崎で38年間続く子どもたちの集い場「こどもの里」―
人情が色濃く残る街の人々の奮闘を描く、涙と笑いあふれるドキュメンタリー
2015/カラー/100分/16:9/DCP

公式サイト

<スタッフ>
監督・撮影 : 重江良樹

音楽 : SHINGO★西成

編集 : 辻井潔
音響構成 : 渡辺丈彦
プロデューサー・構成 : 大澤一生

制作協力 : 神吉良輔(ふとっちょの木)、五十嵐美穂、上田昌宏、吉川諒
機材協力 : ビジュアルアーツ専門学校大阪
特別協力 : 小谷忠典

助成 : 文化庁文化芸術振興費補助金

企画 : ガーラフィルム
宣伝・配給協力 : ウッキー・プロダクション

製作・配給 : ノンデライコ
<ストーリー>
いつでもおいでや。
子どもも大人も集まる みんなの“さと”
大阪市西成区釜ヶ崎。“日雇い労働者の街”と呼ばれてきたこの地で38年にわたり取り組みを続ける「こどもの里」。“さと”と呼ばれるこの場所は、障がいの有無や国籍の違いに関わらず、0歳からおおむね20歳までの子どもが無料で利用することができます。学校帰りに遊びに来る子、一時的に宿泊する子、様々な事情から親元を離れている子、そして親や大人たちも休息できる場として、それぞれの家庭の事情に寄り添いながら、地域の貴重な集い場として在り続けてきました。
本作では「こどもの里」を舞台に、時に悩み、立ち止まりながらも全力で生きる子どもたちと、彼らに全力で向き合う職員や大人たちに密着。子どもたちの繊細な心の揺れ動きを丹念に見つめ、子どもも大人も抱える「しんどさ」と、関わり向き合いながらともに立ち向かう姿を追いました。

わたしはあんたの味方やで!
現在(いま)求められている“居場所”の原風景
「こどもの里」の取り組みを通して、画面いっぱいにあふれ出る子どもたちや、釜ヶ崎という街の魅力を捉えたのは、大阪在住の重江良樹監督。「こどもの里」に関心を抱き、関わり、取材を始めてから足かけ7年、いま、初監督作品として本作を完成させました。音楽は地元・釜ヶ崎が生んだヒップホップアーティスト、SHINGO★西成。ストレートで飾らないメッセージの中に、街で生きる人々への熱い思いがつまったSHINGO★西成の楽曲が、生きることそのものを力強く肯定し、映画全体をあたたかく包み込みます。めまぐるしく移り変わる現代社会のなかで、子どもたちを巡る環境も急激に変化している今、あらためて注目されている「こどもの里」の“取り組み”が、これからを歩む私たちに問いかけるものとは――?




<プロフィール>
「こどもの里」とは
1977年設立の「子どもの広場」を前身とし1980年に現在の場所で「こどもの里」を開設。以後、子どもたちの遊び場であると共に、各家庭のケースに応じた短中期的な宿泊機能、長期的な養育をおこなう里親としての機能を持つ。

~こどもたちの遊びと学び 生活の場です~
 誰でも利用できます。
 こどもたちの遊びの場です。
 お母さん お父さんの休息の場です。
 学習の場です。
 生活相談 何でも受け付けます。
 教育相談 何でもききます。
 いつでも宿泊できます。
 緊急に子どもが一人ぼっちになったら・・・
 親の暴力にあったら・・・
 家がいやになったら・・・
 親子で泊まるところがなかったら・・・
 土・日・祝もあいてます。
 利用料はいりません。
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