ヤクザと憲法

実録じゃなくて、これは本物。
暴力団対策法から20年――「社会」の淵が見えてきた。
ヤクザと人権をめぐる、東海テレビドキュメンタリー劇場第8弾。
(C)
2015年|96分|HD|16:9|日本

公式サイト

<スタッフ>
プロデューサー : 阿武野勝彦

監督 : 圡方宏史

音楽 : 村井秀清 
音楽プロデューサー : 岡田こずえ 
撮影 : 中根芳樹 
音声 : 野瀬貴弘 
オーサリング : 山口幹生 
TK : 河合舞 
音響効果 : 久保田吉根 
CG : 松井裕哉 
編集 : 山本哲二
法律監修 : 安田好弘 
映像協力 : 関西テレビ

製作・配給 : 東海テレビ放送 
配給協力 : 東風
<ストーリー>
実録じゃなくて、これは本物
ヤクザの世界でキャメラが回る
暴力団対策法、暴力団排除条例が布かれ、ヤクザは全国で6万人を割った。この3年で2万人が組織を離脱した。しかし数字だけでは実態はわからない。ヤクザは、今、何を考え、どんな暮らしをしているのか? 大阪の指定暴力団「二代目東組二代目清勇会」にキャメラが入る。会長が15年の実刑判決を受けた殺人事件は暴対法のきっかけだとも言われる。組員の生い立ちとシノギ、部屋住みを始めた青年と実の子のように可愛がるオジキ、そして、組員の逮捕、家宅捜索の瞬間がやってくる…。会長は「ヤクザとその家族に人権侵害が起きている」と語りはじめた。ヤクザと人権…。一体、何が、起きているのか?


「脅威」を排除するためなら、
ちょっとくらい憲法に触れたって…。
あれ?? どこかで聞いた話じゃないか!
それをやっちゃあ、おしまいよ!
銀行口座がつくれず子どもの給食費が引き落とせないと悩むヤクザ。金を手持ちすると親がヤクザだとバレるのだ。自動車保険の交渉がこじれたら詐欺や恐喝で逮捕される。しかし、弁護士はほとんどが「ヤクザお断り」…。日本最大の暴力団、山口組の顧問弁護士が、自ら被告になった裁判やバッシングに疲れ果て引退を考えている。「怖いものは排除したい」。気持ちはわかる。けれど、このやり方でOKなのだろうか? 社会と反社会、権力と暴力、強者と弱者…。こんな映像、見たことない!? 強面たちの知られざる日常から、どろりとしたニッポンの淵が見えてくる。
-----------------------------------------------------------------------