被ばく牛と生きる
殺さなきゃだめですか?
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2017年|日本|DCP|104分|カラー|16:9
2016年 ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》 招待上映
2017年12月期 ハリウッド国際インディペンデント ドキュメンタリー映画祭 最優秀作品賞、最優秀初監督賞
2017年 ウラン国際映画祭 招待上映
2017年 山形国際ドキュメンタリー映画祭「ともにある Cinema with Us 2017」招待上映
公式サイト
<出演>
吉沢正巳/山本幸男/池田光秀/池田美喜子/柴 開一/渡部典一/鵜沼久江/岡田啓司(岩手大学農学部教授)
ナレーション : 竹下景子
<スタッフ>
監督・編集 : 松原 保
プロデューサー : 榛葉 健
題字 : 日野松白
音楽 : ウォン・ウィンツァン
撮影 : 名木政憲/田中義久/松原 保
整音 : 吉田一郎(ガリレオクラブ)
プロダクション・マネージャー : 松原真理子
協力 :
非営利一般社団法人「希望の牧場・福島」
一般社団法人 原発事故被災動物と環境研究会
ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》
Tokyo Docs / 独立映画鍋 / Motion Gallery
製作 : ㈱パワーアイ
配給・宣伝 : 太秦
<ストーリー>
存在が許されない声なき命を守りたい―。
知られざる畜産農家の決意、軌跡に心を揺さぶられるドキュメンタリー。
2011年、福島第一原発事故から1ヶ月後、国は20km圏内を“警戒区域”に指定、立入りを厳しく制限した。強制避難を強いられ明日をも見えない農家は、涙をのんで従うしかなかった。「3・11」時点で約3500頭いた牛は、牛舎につながれたまま残され約1400頭が餓死した。同年5月、農水省は20km圏内にいるすべての家畜の殺処分を福島県に通達。しかし、「放射能汚染されたからといって、大切に育ててきた牛の命を奪うことできない」という思いから、国が決定した殺処分の方針に従わず、膨大な餌代を自己負担しながら牛を生かし続けようと決意した畜産農家が現れた。ある農家は被ばくを覚悟で住んではならない居住制限区域で暮らし、別の農家は2日に1回60キロ離れた二本松市の仮設住宅から帰還困難区域にある牧場へ通い続けた――。
本作は、故郷も仕事も奪われ、それでも経済価値のない牛を生かし続ける農家の5年余りの静かな闘いとふるさとへの想いを見つめ、生き物の命の尊厳を問う渾身のドキュメンタリー。直視するのが辛い光景や、胸が痛む場面もあるが、どうか目をそらさずに観てほしい。本作製作のきっかけとなった短編版『被ばく牛の生きる道』は、2015年ヒューマンドキュメンタリー映画祭《阿倍野》にて最優秀賞受賞。長編版のナレーションを務めるのは俳優・竹下景子。わたしたちが知らなければいけない福島の現実と切なさを映し出した衝撃作がいよいよ公開!
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