もうろうをいきる

“ぼくの指に きみの指がふれたとき そこに言葉が生まれた”
(C)
91分|DCP・Blu-ray|カラー|ステレオ|2017年シグロ


公式サイト

<スタッフ>
監督 : 西原孝至

企画・製作 : 山上徹二郎、大河内直之、北岡賢剛
プロデューサー : 小町谷健彦、山上徹二郎 

撮影 : 加藤孝信、山本大輔
録音 : 小町谷健彦 
整音 : 若林大記 
編集 : 西原孝至 
編集協力 : 金子尚樹、植田浩行 
音楽 : 柳下美恵 
    テーマ曲/桜井まみ(「寝耳に銀の刺繍」「今日」)
協賛 : NPO法人バリアフリー映画研究会 

協力 :
 社会福祉法人全国盲ろう者協会、
 認定NPO法人東京盲ろう者友の会、
 東京大学先端科学技術研究センター・
福島研究室
 NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター
(MASC)
 Palabra 

製作・配給 : シグロ © 2017Siglo
<ストーリー>
目が見えなくて耳が聞こえない人のことを、盲ろう者といいます。盲ろうの人たちは、指で触れあうことで世界とつながっています。地域で支えあいながら暮らしている盲ろうの人たちを、全国各地に訪ねました。この作品は盲ろうの人たちをめぐる映画ですが、同時に人びとは誰も皆いろいろな可能性を持ってつながっていて、そのつながりの中から常に希望の糸を紡いで暮らしていることを伝えたいと思いました。人は独りではない=その瞬間をつかまえるような作品を目指して、盲ろう者と周囲の人たちとの関係性をまじろがずカメラで見つめました。『もうろうをいきる』は、そのような眼差しを持った映画です。私たちが生きていくことの原点が、盲ろうという“障害”の中につまっていることを、この映画から発見してほしいと願っています。



“苦なく ゆったり自分たちのペースで 生きていけたらいいな
一緒に楽しく過ごせる時間が作れたらいいなと思います”
ヘレン・ケラーのように――
「盲ろう」と共に生き、人とつながり、この世界を変えていく
宮崎、宮城、広島、新潟、東京など本作に登場する、盲ろうという障害と共に生きている多くの人たち。あのヘレン・ケラーを思い出す人も多いでしょう。東京大学先端科学技術研究センター教授の福島智さんは盲ろうというハンディを抱えながら日本で初めて大学進学を果たし、障害学やバリアフリー論研究の第一人者として、障害者の福祉増進を目指す活動に取り組んでいます。福島さんは語りかけます。「盲ろう者の人生をどう意味あるものにしていくか考えた時に、やはり広い意味での人の力だと思っています」と。



『わたしの自由について〜SEALDs 2015 〜』の西原孝至監督が人生の本当の豊かさをみつめる
本作の監督は、学生団体SEALDsの活動を追った『わたしの自由について〜SEALDs 2015〜』が大きな注目を集めた西原孝至。前作に続き、不安を抱えながらも手探りで新しい一歩を踏み出そうとしている人々の姿を、透徹した柔らかい眼差しで見つめている。
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