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久しぶりに爽やかな日本映画を観た気がする。
何というか映画の後味が爽やか。そして若い。
そう、60年代初頭に登場したヌーヴェル・ヴァーグの映画のような軽さと滑稽さ、痛さとテンポが感じられる。
今後の作品が楽しみだなあ。
坂本龍一(音楽家)
オンナの臭みが充満している。
眩しいぜ、匂いがキラキラと輝きを放っている。
窒息しそうだ。
瞬間の感情が刻み込まれた連続時間、それが映画だ。
思い出やメモリーや記憶や記録や残像とすれ違って、
眩しいぜ。
向井秀徳
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<概要>
十代の最後に独学で撮った処女作が、世界各国の映画祭で熱狂を巻き起こしている。
監督は山中瑶子。
彼女が大学をドロップアウトした後の19歳から20歳にかけて撮りあげた処女作『あみこ』は、スタッフ・キャストをSNSで探し出し、仲間と共に完成させたDIYスピリット溢れる純度100%のインディペンデントムービーだ。
世界最大の自主映画の祭典・ぴあフィルムフェスティバルのアワードにいきなり選出され、観客賞も受賞。ベルリン国際映画祭では史上最年少での招待作品となり、フォーラム部門ディレクターのクリストフ・テルヘヒテ氏に「ルイ・マルの『地下鉄のザジ』を彷彿とさせ、想像力と遊び心に関して言えば、ヤマナカヨウコ、あんたが一番!」と言わしめた。
その後、香港、韓国、カナダなど世界各地の映画祭に招待され、国境を越えたあみこフィーバーを巻き起こす。北米最大の日本映画祭・ジャパンカッツでは、客席で偶然観ていた音楽家の坂本龍一氏も『あみこ』を絶賛!なんと本人から急遽コメントも寄せられた。
そして今回、待望の日本での劇場公開が決定!超新星・山中瑶子の鮮烈なデビューの証人となれ!
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<ストーリー>
「人生頑張ったって仕方がない。どこへ行こうが意味はない、どうせ全員死ぬんだから。」―そんなあみこが恋に落ちたのは、同じく超ニヒリストながらサッカー部の人気者でもあるアオミくん。一生忘れられない魂の時間を共有したふたりは、愛だの恋だのつまらない概念を超越した完全運命共同体、現代日本のボニー&クライド、シド&ナンシーになるはずだったが…。
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