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<スタッフ>
監督・撮影・語り : 信友直子
プロデューサー : 大島新・濱潤
共同プロデューサー : 前田亜紀・堀 治樹・山口浩史
編集 : 目見田健
実景撮影 : 南 幸男
音響効果 : 金田智子
ライン編集 : 池田 聡
整音 : 富永憲一
配給宣伝協力 : ポレポレ東中野・ウッキー・プロダクション
製作・配給 : ネツゲン・フジテレビ・関西テレビ |
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<ストーリー>
広島県呉市。
この街で生まれ育った「私」(監督・信友直子)は、ドキュメンタリー制作に携わるテレビディレクター。18歳で大学進学のために上京して以来、40年近く東京暮らしを続けている。
一人っ子の娘が、故郷を離れ結婚もせず好きな仕事に没頭している姿を、両親は文句も言わずに遠くから見守っていた…
45歳の時に「私」は乳がんになり、母は上京して不安な「私」に寄り添って看病してくれた。めそめそしてばかりの娘を、母がユーモアたっぷりの愛情で支える姿は、セルフドキュメンタリー「おっぱいと東京タワー~私の乳がん日記」として放送され、大きな反響を呼んだ。
その頃から「私」は、故郷の両親との思い出作りのために「家族の記録」を撮り始めたのだが、2013年頃から、撮ったテープの中に少しずつ母のほころびが見え隠れしてきた…
2014年、母はアルツハイマー型認知症の診断を受ける。その時から、90歳を超えた父が80代後半の母の介護をする日々がはじまる。「私」は実家に帰ることも考えるが、父の「(介護は)わしがやる。あんたはあんたの仕事をせい」という言葉に、思い留まる。そして「私」は、両親の記録を撮ることが自分の使命だと思い始めた。
病気であることを突きつけられ苦悩する母、95歳で初めてリンゴの皮をむく父…認知症の患者を抱えた家族の日々を、娘である「私」の視点から丹念に描き、どの家族にも起こりうる普遍的な問題としてとらえたドキュメンタリーは、2016年9月にフジテレビ/関西テレビ「Mr.サンデー」で2週にわたり特集され、大反響を呼んだ。その後、継続取材を行い、2017年10月にBSフジで放送すると、視聴者から再放送希望が殺到。その番組をもとに、映画用に追加取材と再編集を行った完全版である。 |
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<プロフィール>
監督:信友直子
1961年広島県呉市生まれ。1984年東京大学文学部卒業。
1986年から映像制作に携わり、フジテレビ「NONFIX」や「ザ・ノンフィクション」で数多くのドキュメンタリー番組を手掛ける。
「NONFIX 青山世多加」で放送文化基金賞奨励賞、「ザ・ノンフィクション おっぱいと東京タワー~私の乳がん日記」でニューヨークフェスティバル銀賞・ギャラクシー賞奨励賞を受賞。
他に、北朝鮮拉致問題・ひきこもり・若年認知症・ネットカフェ難民などの社会的なテーマから、アキバ系や草食男子などの生態という現代社会の一面を切り取ってきた。
本作が劇場公開映画初監督作品。
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