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<キャスト>
打越梨子 カワチカツアキ 須田 暁 木村知貴
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<スタッフ>
監督・脚本・編集 : 野村奈央
撮影 : 酒井 馨
録音 : 佐藤 仁、齋藤瑞紀
絵 : 松田宥人
ヘアメイク : 田口彩華
衣装 : 杉本仁紀
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美術 : 永井亜衣
音楽 : 山根舞子
助監督 : 髙木千花、森 雄大、溝上 薫
制作 : 加藤 桃、稲垣亮太
撮影助手 : 木村俊樹、三代郁也、星野光祐、上杉幸奈 |
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<ストーリー>
渡良瀬まち(23)は365日朝昼晩といくつものアルバイトをローテーションするスーパーフリーター。
ある日、まちはバイト先の居酒屋で自分をモデルに絵を描きたいという画家の岡崎由人(19)と出会う。
その夜、由人がスケッチした自分の絵に心を奪われるまち。
2人は一緒に暮らし始め、由人はまちへのクリスマスプレゼントに絵を完成させようと意気込むが、まちはキャンバスの中の自分に徐々に違和感を募らせていく。
数日後、まちの前に芸術専門のライター、糸川洋(27)が現れる。
まちは由人と洋の前でそれぞれの私を生きていけばいいはずだったが…絵が完成間近に迫ったクリスマスイブに事態は急転する。
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<概要>
監督は今回が劇場デビューとなる新鋭・野村奈央(23)。
武蔵野美術大学の卒業制作である『からっぽ』は、世界最大の自主映画の祭典・PFFアワード2018に選出されたのを皮切りに、その後も数々の映画祭にノミネートされるなど、公開前から各地で話題を呼んでいる。
本作は、2人の男の目にうつる幻影を行き来した一人の女の愚かで愛らしい季節に捧げられたクリスマスムービーだ。相手の中の自分を役者のように着飾るまちの姿は、人生という舞台で役を演じ分けている私たち自身のカリカチュアなのかもしれない。そして『からっぽ』というタイトルを背負った主人公の肖像を描くことができるのは、スクリーンの前の観客の眼差しだけだ。
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