国家主義の誘惑

天皇-憲法-沖縄-原発-自衛隊
彼らを誘う(いざなう)政治の正体
異色のフランス発ドキュメンタリー

© Crescendo Media Films - Kami Productions - ARTE France – 2017 2018年
2017年/フランス/54分 

FIGRA国際映画祭歴史部門コンペティション参加作品 


公式サイト

<出演>
ピエール・フランソワ・スイリ(ジュネーブ大学教授・歴史学者)
バラク・クシュナー(ケンブリッジ大学教授・歴史学者)
ミカエル・リュッケン(フランス国立東洋言語文化大学教授・歴史学者)
白井聡(京都精華大学専任講師・政治学者)
金平茂紀(TBS報道特集キャスター・ジャーナリスト)
宋文洲(経済評論家)
喜納昌吉(ミュージシャン・元参議院議員)
伊佐真次(沖縄県東村議員・基地反対同盟)
<スタッフ>
監督 : 渡辺謙一
 
プロデューサー : セルジュ・ゲズ、クリスティーヌ・渡辺 

撮影 : エマヌエル・ヴァレット 
編集 : マチュー・オーギュスタン 
録音 : 渡辺顕、岸本宗司 
音楽 : ジェローム・クレ 
歴史監修 : クリスチャン・ソテール 

語り : ブリジット・ベルジュ 
音響効果 : ロジェ・デュピュイ 
グラフィック : シリル・プル 

映像技術 : アルノ・ランベール
技術顧問 : ジル・ラビエ
協賛 : フランス議会TV

制作 : アルテ・フランス、
      クレッシェンド・メディア・フィルム、
      カミ・プロダクション 
配給 : きろくびと
<ストーリー>
日本人にとってナショナリズムとは
国益、国家の名の下に秘密裏に決裁、反対意見には耳を貸さず、
新造語を連発し、嘘を通す――
日本社会の"いま"を浮き彫りにしたフランス発ドキュメンタリー
明治維新から今日までに見られる日本人の天皇・憲法・戦争観は歴史的にどのように”熟成”されてきたのか?世界にナショナリズムの風が吹き荒れる中、2015年の公開作『天皇と軍隊』(2009年)で話題を呼んだフランス在住の渡辺謙一が、国際関係史・地政学の観点から国内外の論客によるインタビューも交え、日本社会を誘う政治の正体、日本人にとってのナショナリズムを問いかける。
果たして、取り戻さなければならないものは何なのか。本当に知らなければいけないことは何か。日本社会を俯瞰(ふかん)することで見えてくるものとは――


<プロフィール>
渡辺謙一(わたなべ・けんいち) 監督プロフィール
1975年、岩波映画入社。1997年、パリに移住、フランスや欧州のテレビ向けドキュメンタリーを制作。『桜前線』で2006年グルノーブル国際環境映画祭芸術作品賞受賞。近年は『天皇と軍隊』(2009)のほか、『ヒロシマの黒い太陽』(2011)、『フクシマ後の世界』(2012)、『核の大地・プルトニウムの話』(2015)など、欧州において遠い存在であるヒロシマやフクシマの共通理解を深める作品制作に取り組んでいる。
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