共犯者たち
長期保守政権による言論弾圧――
主犯は大統領、共犯者は権力におもねる放送人
(C)KCIJ Newstapa
2017年|韓国|105分|DCP|カラー|ドキュメンタリー
公式サイト
<スタッフ>
監督 : チェ・スンホ
脚本 : チョン・ジェホン
撮影 : チェ・ヒョンソク
音楽 : チョン・ヨンジン
製作 : ニュース打破
原題 : 공범자들(英題:Criminal Conspiracy)
日本語字幕字 : 安田幸弘
幕監修 : 根本理恵
配給 : 東風
<ストーリー>
なぜ韓国の人々は長期保守政権を終わらせることができたのか?
日本のマスメディアが報じなかった隣国のジャーナリストたちの闘い
李明博(イ・ミョンバク)と朴槿恵(パク・クネ)政権による言論弾圧の実態
2008年、〈米国産牛肉BSE問題〉などの報道により国民の支持を失いかけた李明博政権は、メデイアへの露骨な政治介入を始める。狙われたのは公共放送局KBSと公営放送局MBC。政権に批判的な経営陣が排除され、調査報道チームは解散、記者たちは非制作部門へと追われた。両局の労働組合はストライキで対抗するが、政権が送り込んだ新しい経営陣は解雇や懲戒を濫発。その結果、政府発表を報じるだけの「広報機関」となった放送局は、〈セウォル号惨事〉で「全員救助」の大誤報を流し、〈崔順実(チェ・スンシル)ゲート事件〉の隠蔽に加担することになった……。
メディアを 政治を 時代を変えた衝撃のドキュメンタリー
しかし、それでも諦めないジャーナリストたちがいた。局内に残った記者たちは、さらに激しいストライキに突入。いっぽう、不当解雇されたチェ・スンホ監督たちは、市民の支援で立ち上げた独立メディア「ニュース打破(ルビ:タパ)」で、調査報道を継続。言論弾圧の「主犯」と、権力に迎合して韓国の報道を骨抜きにした放送業界内の「共犯者たち」をカメラの前に立たせ、その実態と構造とを明らかにしていく。2017年8月に公開された本作は、韓国で26万人動員というドキュメンタリーとして異例の大反響を呼んだ。そして、奇跡の大逆転劇が起きる――。
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