|
<出演>
グレッグ・ヒンディ 宝積玄承 ジョン・ケージ 奈良 宗久
デイヴィッド・ベチカル 宮崎 良文 他
|
|
<スタッフ>
監督 : パトリック・シェン
プロデューサー :
パトリック・シェン
アンドリュー・ブロメ
ブランドン・ヴェダー
共同プロデューサー : キャシディー・ホール
配給 : ユナイテッドピープル
|
編集 : パトリック・シェン
撮影 : パトリック・シェン、ブランドン・ヴェダー
音楽 : アレックス・ルー
製作総指揮 :
アンドリュー・ブロメ
ラリー・ファインゴールド
アソシエイト・プロデューサー :
マイケル・コールマン
ポピー・スキラー
編集顧問 : ナサニエル・ドースキー |
|
|
<概要>
騒音は現代の重大な公害問題。知らぬ間に私たちの心体はリスクにさらされている。 急速に経済が成長し、技術革新や都市の拡張が進む私たち が生きる現代において、静寂な時を持つことは特別な事になっている。
都市部では、一時たりとも無音状態が存在せず、あらゆるノイズに囲まれているからだ。
都会で日々聞 こえてくる交通機関や街頭などからの騒音は、私たちの健康にとって、大気汚染に次ぐ重大な公害問題だと世界保健機関(WHO)は指摘する。
環境騒音は、ストレス、睡眠障害、学習障害、聴覚障害、そして心疾患など多岐にわたる健康への悪影響を与える原因となることが知られ始めている。
静寂は心を鎮め、開かせる。そして心を環境と調和させる。
騒音から逃れるため、グレッグ・ヒンディは23歳の誕生日までの1年間、沈黙の誓いを立て、一言も発せずに徒歩でアメリカ大陸を横断した。
作曲家ジョン・ケージが音楽の新たな地平を開いた独創性に富んだ無演奏の曲 「4分33秒」は、演奏以外の「無」を聴き、そして観るという、常に揺れ動く心に静かな居場所を与えるような全く新しい体験をもたらした。
日本の宮崎良文教授は、森林浴で都会人の免疫機能が向上し、ストレスが低下することや、抗がん細胞が活性化することを確認した。静寂の必要性が急速に高まっていく中、『静寂を求めて』は、私たちがあらゆる音に囲まれて生きるこの21世紀を、静寂、音楽、騒音などの音に焦点を当て、健全に生きるための方法を探究するドキュメンタリーである。
|
|
<コメント>
騒音の溢れる現代に、静寂への回帰を雄弁に勧める静かな映画。
さあ、沈黙を迎え入れる稽古を始めよう。
藤田一照(曹洞宗僧侶)
東京暮らしの⼀番のストレスは騒音の大攻撃。一旦気づいたら余計なノイズを排除しよう!
ピーター・バラカン
詩人たちの瑞々しい感性っていいなぁ。ボクら一般人には見えない色が見え、表現できない情動や触感さえも伝播できる。彼らの秘訣って何だか分かる?
奴らは沈黙を聞いている。
この映画は詩人になるコツに溢れている。
清水ハン栄治(メディアプロデューサー)
|
|