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永岡真理 東武範
北沢洋平 吉沢祐輔 竹田敦史 三上勇輝 有田正行 飯島洸洋 内橋翠 内海恭平 塩入新也
北澤豪 (日本障がい者サッカー連盟会長)
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<スタッフ>
監督 : 中村和彦(「プライド inブルー」「アイ・コンタクト」「MARCH」)
プロデューサー : 中村和彦 森内康博
撮影 : 堺斗志文
録音 : 藤口諒太
整音 : 鈴木昭彦
音楽 : 森内清敬
宣伝デザイン : インコグラフィカ 松本力
製作 : 「蹴る」製作委員会(中村和彦+らくだスタジオ) 配給 : 「蹴る」製作委員会
+ ヨコハマ・フットボール映画祭
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後援 :
(公財)日本サッカー協会
(公財)日本障がい者スポーツ協会
(一社)日本障がい者サッカー連盟
(一社)日本電動車椅子サッカー協会
(特非)日本ブラインドサッカー協会
(一社)横浜市医師会
(一社)日本筋ジストロフィー協会
(一社)全国肢体不自由児者父母の会連絡会
SMA家族の会
助成 : 文化庁文化芸術振興費補助金
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<ストーリー>
重度の障害がありながらも、電動車椅子サッカーに人生を賭ける選手たち。
世界へ挑む彼らの、競技にかける想いや日々の葛藤を追った、6 年間の物語。
永岡真理は生まれながらにして難病「SMA(脊髄性筋萎縮症)」を患い、生涯で一度も歩いたことがないが、ひとたび試合が始まれば、華麗かつ
激しいプレーで観客を魅了する。東武範は筋ジストロフィーにより、呼吸器が手放せず、食事を摂ることも辛いが、国内でも屈指の実力を誇る。
真剣なトレーニング、家族のサポート、自らの障害との折り合い、恋愛模様、そして夢のワールドカップ。映画『蹴る』は、永岡、東を中心に、電動
車椅子サッカーワールドカップを目指す選手達を6年間に渡り追い続けたドキュメンタリー映画である。
電動車椅子サッカーとは?
電動車椅子に乗った4名の選手が、ドリブル、パス、回転シュートを駆使しての対戦チームとのゴール数を競う
スポーツ。選手の多くはSMA(脊髄性筋萎縮症)や筋ジストロフィー、脳性麻痺、脊髄損傷等により自立歩行でき
ないなどの重い障害を持つ。国内では、年一度、日本一を競う選手権大会のほか、全国各地において競技イベ
ントや健常者が参加できる大会などが行われている。日本電動車椅子サッカー協会(JPFA)には561名、40チーム
が登録、過去3回の全てのワールドカップに代表チームが参加している。
JPFAならびに日本代表チームの最新情報やご支援方法、お近くのチームの連絡先については
JPFA公式サイトをご参照ください。
→ http://www.web-jpfa.jp/
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<コメント>
ワールドカップ・フランス大会が終わった失意の中、出会ったのが電動車椅子サッカーの仲間だった。
医者に止められてもプレーを続ける姿に背中を押されて私はピッチに戻った。
彼らの真剣さ、勇気を受け止めてください。
FC今治オーナー 岡田武史
「生きているということが当たり前だと思わずに生活しています」という肉声が胸に刺さった。
「蹴る」ことは彼ら、彼女らにとってはすなわち「生きる」ことなのだ。
壮絶な蹴り様、生き様を中村和彦監督はここに刻印した。
ノンフィクションライター 木村元彦
電動車いす歴30年以上を誇る私なら、そこそこやれるだろうと挑んでみた。
ところが、まったく歯が立たなかった。
電動車いすで、あれほどの迫力と躍動感を生み出せるなんて脱帽!!
作家 乙武洋匡
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電動車椅子サッカーは「生きることそのもの」
2011年7月、電動車椅子サッカー日本代表の強化試合。私の目は唯一の女性選手、永岡真理に釘づけに
なった。彼女と初めて相対した私は思わず口走った。「あなたは今後日本代表に選ばれると思う。4年後の
ワールドカップにチャレンジする姿を是非撮らせてほしい」。
そこから資金のあてもないまま独りで撮影を開始した。選手たちの障害を知るため、資格を取り介護の仕事も
始めた。ワールドカップが2年延期になったことで、撮影期間は6年以上に。その分選手たちとの信頼関係が
深まり、本音をさらけ出してもらえるようになった。
選手たちの障害、プレースタイルや性格は様々だが、共通するのは競技に対する想いの強さ。そんな選手た
ちの想いを映像に刻み込みたい、その一心で撮影に打ち込んだ。
この映画を通して、電動車椅子サッカーの魅力を多くの人に知ってほしい。選手たちの想いを感じてほしい。
生きる姿に目を向けてほしい。きっと“障害者”に対する見方も変わるはずだ。
映画『蹴る』監督 中村和彦
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