日本人の忘れもの
フィリピンと中国の残留邦人
戦後75年目の残留——生き別れた者が伝える、日本という国の今。
2020年/日本/ドキュメンタリー/カラー/98分/ステレオ/ビスタ/DCP/©Kプロジェクト
公式サイト
<スタッフ>
脚本・監督 : 小原浩靖
撮影 : はやしまこと J.S.C.
音楽 : 吉野裕司
企画・製作 : 河合弘之『日本と原発』『日本と再生』
ナレーター : 加賀美幸子
主題歌 : 甲田益也子
-Hard Times Come Again No More-
製作 ・ 配給 Kプロジェクト
<ストーリー>
戦争という名の国策によって、
生まれながらにして
人生のダメージを負った人たちがいる。
私を日本人と認めてほしい!ーフィリピン残留日本人
フィリピンには太平洋戦争以前、3万人を擁する豊かな日本人移民社会が存在した。敗戦を境に日本人の父親と生き別れたことから今も無国籍状態に置かれているフィリピン残留日本人2世たちがいる。
私は日本人。でも言葉がわからないの!ー中国残留孤児
中国東北部の日本の植民地・満州国に敗戦を機に置き去りにされた子どもたち。戦後30余年を経て日本に帰国するも、言葉の壁による差別と貧困の果てに日本政府を訴えた中国残留孤児たちがいる。
映画は2つの国の残留者たち、そして、彼らを救おうとする市民たちの活躍を描きながら、私たちが生きる『日本という国の今』を浮き彫りにしてゆく。
国民の保護者である国家には、残留者たちに果たすべき使命がある。
戦後75年目。日本政府は救済に動き出すのかー!?
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