おばけ

手作りの宇宙で、星をひろった話。
PFFアワード2019グランプリ受賞!
2019|日本|カラー|HD|62分


公式サイト

<スタッフ>
監督・出演 : 中尾広道

声の出演 : 金属バット(小林圭輔、友保隼平)

音楽 : TRIOLA、波多野敦子、松田圭輔

エンディング曲 : 真島昌利「HAPPY SONG」©︎1991 by GINGHAM MUSIC PUBLISHERS INC.

製作・配給・宣伝 : wubarosier film(ヴバロジーフィルム)
<ストーリー>

宇宙から
こぼれた微笑と
一滴の涙。
何て美しいのだろう。
どうも ありがとう。
真島昌利(ザ・クロマニヨンズ)

一人きりで映画を撮っている男。その姿は傍から見れば滑稽に映り、周囲の理解を得られないばかりか、妻と子供も愛想を尽かしている。そんな中、遠い空から男の孤独な作業を談笑交じりで見守る星があった。

おばけオンリーワン
“やりたい事を、納得のいくまでやり続ける”これだけを信念に、監督の中尾広道が作り上げた“自伝的”自主映画。制作に費やす時間や日々の手間暇を短縮して効率を優先させる映画づくりの場とは違い、ここにはどこまでも思い悩む自由がある。
世界最大の自主映画の祭典・PFFアワード2019では「オンリーワンの映画」と激賞され、最終審査員の満場一致という圧巻の評価を得てグランプリに輝いた。自主映画の歴史においても決定的な出来事となった『おばけ』の誕生は、公開前から異例ともいえる話題を呼び、遂に満を持しての劇場初公開を迎える。

金属バットが星の声で出演
中尾の孤独な映画作りを見守る星の「声」を務めるのは、今や熱狂的人気を誇る芸人・金属バットの小林圭輔と友保隼平。誰もがびっくり仰天のキャスティングだが、2人のハチャメチャな会話を劇中に取り入れる中尾の演出スタイルにこそ、真に驚くべき独創性がある。
『おばけ』は既存の枠にはとらわれない、型破りな映画だ。その根底では、作ることと生きることが分かち難く結びついている。中尾は日々の暮らしや周りの自然にある煌めきを拾い集めるようにして映画を作り続けてきた。そこで育まれてきた時間の実りが、今、宝石のように輝き出す
<プロフィール>
中尾 広道(なかお ひろみち)
1979年生まれ、大阪府出身。友人の撮影を手伝ったことをきっかけに、自身でも映画を撮り始める。
可能な限り、自分一人でつくるスタイルで作品制作を続けている。世界最大の自主映画の祭典・PFFアワードでは2015年『船』、2017年『風船』が入選し、2019年には最新作『おばけ』がグランプリを受賞。最終審査員の満場一致という圧巻の評価を受け、大きな話題を呼ぶ。
『おばけ』の劇場公開に向けても自主配給の形をとり、映画制作と同じく、地道に手探りで繰り広げていく。
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