上映作品 |
『たまもの』
成人映画館題=『熟女・発情・タマしゃぶり』
2004|カラー|35mm|64分|製作:国映株式会社
監督・脚本 : いまおかしんじ|撮影 : 鈴木一博
出演 : 林由美香、吉岡睦雄、華沢レモン、佐藤宏
熱狂的な信者を持ついまおかしんじ監督による近年のピンク最大の話題作。その永遠の少女性、悲痛なまでのイノセンス、そして狂気を台詞なしで表現し切った女優・林由美香。そのキャリアにおいて、紛れもなく一つの到達点となった記念碑的傑作。
『スッチー菜々子の玉の輿大作戦!』
成人映画館題=『スチュワーデス 腰振り逆噴射』
2002|カラー|35mm|60分|
監督 : 加藤義一|脚本 : 岡輝男|撮影 : 小山田勝治
出演 : 沢木まゆみ、林由美香、風間今日子、岡田智宏
製作:大蔵映画株式会社
玉の輿に乗ることが夢のスチュワーデスと、彼女と知り合う青年の恋。気持ちを押えて2人の恋を後押しする男まさりの自動車修理工に扮した林由美香の好演が光る。ジョン・ヒューズ『恋しくて』にオマージュを捧げた、若手加藤義一監督によるエンタテインメント編。
|
『ナオミ』
成人映画館題=『ペッティング・レズ 性感帯』
1993|カラー|35mm|55分|
監督 : サトウトシキ|脚本 : 小林宏一(小林政宏)|撮影 : 小西泰正
出演:林由美香、ゐろはに京子、紀野真人、吉行由実
製作:アウトキャスト・プロデュース
主人公のファナティックな同性愛を奇妙なユーモアを交えながらアップテンポで見せてゆくスリリングな愛憎劇。サトウトシキ初期の代表作。林由美香は一切台詞なしのファム・ファタールを演じ、93年ピンク大賞作品賞、堂々の女優賞と輝いた。
『ベストフレンド』
成人映画館題=『発情娘 糸ひき生下着』
1998|カラー|35mm|60分|
監督 : 吉行由実|脚本 : 五代暁子|撮影 : 小西泰正
出演 : 林由美香、川瀬陽太、石川雄也、原知佐子
製作:大蔵映画株式会社
「好きな人が好きな人???って、好きだよね……。」ジェンダーを越えた愛と友情の三角関係を軽快に綴ったピュア・ストーリー。吉行監督が「林由美香のアイドル映画」と語るとおり、キュートでポップな彼女の魅力がいっぱいにあふれた好編。
|
『濃密愛撫 とろける舌ざわり』
1995|カラー|35mm|58分|
監督 : 渡辺元嗣|脚本 : 五代暁子|撮影 : 清水正二
出演 : 林由美香、しのざきさとみ、貴奈子、吉行由美
製作:新東宝映画株式会社
キャスト5人全員が女性で、まるで男性など存在しないかのように幻想的な世界が繰り広げられる異色作。非現実な役柄であればあるほど活き活きとしてくる林由美香は恋人にも夢にも純真で一途なヒロインを演じ、その持ち味を遺憾なく発揮している。
『飯場で感じる女の性(キャラバン野郎7)』
2000|カラー|35mm|60分|
監督 : 荒木太郎|脚本 : 内藤忠司|撮影 : 前井一作
出演 : 鈴木あや、林由美香、荒木太郎、時任歩
製作:大蔵映画株式会社
林由美香が主人公の元恋人にして守護天使・花枝というマドンナ役で毎作必ず登場するピンク版「男はつらいよ」こと『キャラバン野郎』シリーズ第7作。工事現場の飯盛り女という珍しい設定の中、愛嬌たっぷりの林由美香が牽引する人情喜劇の快作!
|
『最新!!性風俗ドキュメント』
1994|カラー|35mm|55分|
監督 : 深町章|構成 : 甲賀三郎(瀬々敬久)|撮影 : 清水正二
出演 : 林由美香、荒木太郎、石川恵美 ゐろはに京子
製作:新東宝映画株式会社
当時実際に働いていたというイメクラ嬢の林由美香(本人)を当時俳優だった荒木太郎(本人)が取材するというセミ・ドキュメント形式で構成された知られざる傑作。ピンク映画では珍しい林由美香の素の部分が垣間見える貴重な一作。構成(脚本)は『感染列島』の瀬々敬久。
『誕生日(痴漢電車 いやらしい行為)』
1993|カラー|35mm|54分|
監督 : 幡寿一(佐藤寿保)|脚本 : 五代響子|撮影 : 稲吉雅志
出演 : 林由美香、今泉浩一、伊藤清美、石原ゆり
製作:国映株式会社
離人症でビデオカメラを通じてしか世界と向き合えない男の子と、海辺でテント暮らしをしながらダイナマイト心中を望む少女の恋愛を描いたリリカルな一編。林由美香がアカペラで唄う「ダイナマイトが150屯」が胸に沁みる永遠の名作。
|
※特別上映
『日曜日は終わらない』
1999|監督:高橋陽一郎|脚本:岩松了
出演:水橋研二、林由美香、塚本晋也、りりぃ
カラー|DV|90分|製作:NHKエンタープライズ
NHKハイビジョンドラマとして製作された幻の傑作。林由美香が風俗嬢・佐知子役を自然体の演技で見せ、彼女自身もカンヌ映画祭へ招待されたというエポックメイキングな作品。フッと現れ、フッといなくなる、彼女特有の透明な存在感が光る隠れた代表作。
|
※特別上映
『ドキュメント・メタル・シティ』
2009|カラー|DV|85分|
演出・構成 : 松江哲明
出演 : 松山ケンイチ、梅澤嘉朗 ほか
製作:東宝映画株式会社
『デトロイト・メタル・シティ』(DVD好評発売中!)のメイキングという約束事を守りつつ童貞2号・梅澤君が主役と化し東宝で勝手に『童貞。をプロデュース』の続編を作ってしまった松江哲明最大の暴走作。劇映画+メイキング+ドキュメンタリーがもたらす奇跡の結末を目撃せよ!
|
『カレーライスの女たち』
2003|カラー|DV|30分|
演出・構成 : 松江哲明
製作 : PLANET studio plus1
知人・友人・恋人。松江哲明が距離感の異なる三人の女性たちの部屋をめぐり、彼女たちにカレーライスを作ってもらう小さな旅の記録。ロードムービー以上の旅情性に満ち、食べるだけなのにAV以上にHな気分に観客を包み込む、食=性=生の肯定に満ちた傑作。
『あんにょんキムチ』
1999|カラー|DV|52分
演出・構成:松江哲明
制作:日本映画学校
キムチが食べられない「在日コリアン」が描く愛すべき人たち。
韓国系日本人の家族が歩んできた歴史や現在を、孫(三世)の視点でたどる笑いと涙の記録。
当時若干21歳の松江哲明が国内外の映画祭で絶賛を受けた衝撃のデビュー作!
|
『セックスと嘘とビデオテープとウソ』
2008|カラー|DV|30分|
演出・構成 : 松江哲明
製作 : Tip Top
『童貞。をプロデュース』に続いて撮られた本作は、一転セルフドキュメントの極北に立つ作品となった。『ハメ撮りの夜明け・完結編』の続編としての構造も持ち、松江と関係性を持つ女性たち(肉親も含む)との虚実不明な描写が高圧縮な情報量で展開する怪作。
『あんにょんキムチ』
1999|カラー|DV|52分
演出・構成:松江哲明
制作:日本映画学校
キムチが食べられない「在日コリアン」が描く愛すべき人たち。
韓国系日本人の家族が歩んできた歴史や現在を、孫(三世)の視点でたどる笑いと涙の記録。
当時若干21歳の松江哲明が国内外の映画祭で絶賛を受けた衝撃のデビュー作!
|
『YUMIKA 1989-1990 REMIX』
2005|カラー|DV|25分|
監督 ; カンパニー松尾
製作 : V&Rプランニング
監督曰く「本人にだけ観てもらいたかった」というラブレター的AV『硬式ペナス』とAV引退作『ラスト尿』。林由美香がAVアイドルとして一世を風靡していた時期に残された2本の代表作を、当時の監督であり恋人でもあったカンパニー松尾が再編集したスペシャル
REMIX版。
『前略、大沢遥様。』※ディレクターズ・カット版
2003|カラー|DV|60分|
演出・構成 : 松江哲明
出演 : 大沢遥、松江哲明、向井康介、
製作:ハマジム
『童貞。をプロデュース』の「エピソード1」ともいえる松江哲明の初AV監督作品。『スタンド・バイ・ミー』を想起させるカットや、女優と一緒に湯船につかりながらも指一本触れようとしない(というか触れられない)姿勢などまさに「松江君、まだまだね」な瑞々しさを誇る傑作。
|
『YUMIKA 1989-1990 REMIX』
2005|カラー|DV|25分|
監督 ; カンパニー松尾
製作 : V&Rプランニング
監督曰く「本人にだけ観てもらいたかった」というラブレター的AV『硬式ペナス』とAV引退作『ラスト尿』。林由美香がAVアイドルとして一世を風靡していた時期に残された2本の代表作を、当時の監督であり恋人でもあったカンパニー松尾が再編集したスペシャル
REMIX版。
『童貞。をプロデュース』
2007|カラー|DV|85分|
演出・構成 : 松江哲明
出演 : 加賀賢三、梅澤嘉朗、峯田和伸
製作 : TipTop
大ヒットを記録し、関連書籍2冊も生まれるなど松江哲明の名前を一躍世に広めた青春ドキュメンタリーの金字塔。「好き」と言えない自意識過剰な童貞1号・加賀君、筋金入りのビューティフル・ドリーマー童貞2号・梅澤君への単なるおせっかいが奇跡を起こす!
|