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製作:村山英世
監督・脚本:原村政樹
撮影:木村光男、金性鶴、原村政樹、金世正
音声:小原静二、今野聖輝
編集:四宮鉄男
音楽:徳永由紀子
録音:長谷川勝
語り:康すおん
企画・製作:桜映画社
支援:文化庁
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戦前、済州島から日本に渡り、現在は大阪で一人で暮らす梁義憲(リャン・イーホン)さん(88歳、1916年生れ)の生活を3年間にわたって記録した長編ドキュメンタリー。きっかけは、海女として日本各地の海で働く様子や、帰国船で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に子供たちを送り出す姿を朝鮮通信使研究家、故辛基秀氏が39年前に記録した未公開作品に出会ったことから始まる。
この記録映画を完成させようと日本人が映画製作を引き継いだ。
39年前のフィルムと現在の映像を交えて、一人の女性が差別と貧困の中で、妻として夫を支え、母として子供たちを育ててきた家族の歴史を「在日」のカメラマン、日本人カメラマンそして家族のカメラがとらえた映像を結集させ、未完の映画を完成させた。
映画ではリャンさんの故郷・韓国・済州島への53年ぶりの訪問や最後の北朝鮮訪問を紹介し、日本、韓国、北朝鮮に離散してしまった子供たちとの再会から、国家の対立がもたらす悲劇と、家族の絆の尊さを伝える。
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偉大な母の持つ包容力に圧倒された。とにかく見てほしい!
感動してほしい!近ごろ希有な傑作映画だ。 |
山本晋也(映画監督) |
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リャンさんのパワフルさ、愛情の深さ、骨身を削って子供たちを育て上げ、同じ女性として尊敬します。(40代女性)
母は強し、時代を超えて生きた「在日」の女性の姿に感動した。(60代男性) |
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