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監督:ウー・ティエンミン(呉 天明)
脚本:ウー・ティエンミン(呉 天明)
ロー・シゥエイン(羅 雪宝)
フー・ジェンシン(胡 建新)
撮影:ウェン・ドゥーグァン(温 徳光)
美術監督:リウ・シンホウ(劉 興厚)
提供:フォーカスピクチャーズ、アップリンク
配給:アップリンク、フォーカスピクチャーズ
後援:中国大使館文化部 |
<出演>
スー・リャン(石 涼)
マー・ユエ(馬 踊)
ワン・ミンイー(王 民益) ・・・他
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中国から世界へ−−
冷蔵庫に賭けたハイアールの挑戦
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【物語】
1985年春、倒産寸前の“青島冷蔵庫工場”では起死回生のプロジェクトが練られていた。当時35歳の工場長リン・ミンはその任務を担いドイツに向かう。彼はドイツ企業・リーブ社の最新の生産ラインを自社に導入するために交渉に挑むが、厳しい条件に愕然としてしまう。悩んだ末にリン・ミンのとった対策とは…。
町工場から世界の家電メーカーとなったハイアール・グループの社員達の熱きドラマを描く。 |
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2004年9月 米フォーチュン誌
「アジアで最も勢いのある経済人25人」の一人に選ばれたハイアールのCEO・チャン・ルエミン(張瑞敏)
'08年の北京オリンピック、'10年の上海万博を前に驚異的な経済成長力で注目を集めている中国。ハイアール(Haier)は、そんな活気ある中国のみならずヨーロッパ・アメリカでも抜群の知名度を誇る家電メーカーです。先頃のアテネオリンピックでは選手村で使用するエアコン・システムをハイアールが落札しました。
本作はそのハイアール社のCEO(最高経営責任者)であるチャン・ルエミン(張瑞敏)の独創的な経営手腕により、倒産寸前だった青島の町工場が中国で初めて世界的ブランドを築いていく挑戦の物語です。改革解放政策による経済自由化の申し子ハイアールは'02年1月に三洋電機株式会社と提携しており、すでに日本進出を果たした稀な中国企業です。熱い情熱を抱き使命感に燃え、画期的な事業を実現させていくハイアール社員の真摯な姿勢は、私達日本人にも強く訴えかけてくるものがあります。
不況に喘ぐ日本企業の再生のヒントも込められた本作をドラマチックに描いたのは『古井戸』(87)、『變臉(へんめん)』(95)で知られるウー・ティエンミン(呉 天明)監督。中国映画界の巨匠が、実話をもとに描いたハイアールの苦悩と挑戦のドキュメンタリー・ドラマです。
中国初の世界ブランドはこう作られた! |
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<CEOチャン・ルエミン(張瑞敏)語録>
・ 企業家は、自分が社員と顧客より賢いと思ってはならない。
まして、自分がその人たちをコントロールできると
錯覚してはならない。
・ われわれが唯一おそれているのは、
われわれ自身の怠慢である。
・ 優れた相手との対局こそ、将棋はおもしろい。
・ ハイアール戦略の核心は、一つは対応のスピード、
もう一つはユーザーの個性化要求を満たすことだ。
(東洋経済新報社発行:「海爾集団」より)
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−−− 豆知識 −−− |
中国の学生が就職したい企業No.1はハイアール
ハイアール(Haier)はわずか17年で売上高17,000倍、世界165カ国に進出している中国総合家電企業。中国電子メーカー売上高ランキングで2年連続1位の座を獲得しており、驚異的な成長力に各界から注目が集まっている。その特徴は、価格競争ではなくて価値競争に主眼をおいたブランド戦略にある。工場長出身の叩き上げのCEOチャン・ルエミン(張瑞敏/1949年生)の強力なリーダーシップにより行われ、彼の経営方法は米ハーバード大学のMBA(経営学修士号)の授業の教材に使われたり、「アジア初の世界最優秀企業」(米フォーチューン誌)、「世界で尊敬すべき企業人ベスト30」(チャン・ルエミン/英フィナンシャルタイムス誌)など各界から評価されている。学歴や年功序列とは関係なく徹底した成果主義と能力給により人事を行っており、中国では学生が就職したい人気企業第1位である。ハイアールは現在約3万人の従業員を擁し、海外165カ国に製品を輸出している。中小型冷蔵庫は米国市場の3〜4割を占めている。2003年度のハイアール・グループでの売り上げは806億元(約1兆1280億円)に達している。 |
CEO
[chief executive officer]
最高経営責任者。
アメリカの企業マネジメント組織上での呼称。
経営上の意思決定において最高の責任をもつ。
日本での会長職、社長職にあたる。
日本でも、経済のグローバル化、意思決定のスピード化、経営責任の明確化などから、この呼称が使われることが多くなった。 |
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ハイアール公式サイト
www.haier.com/english/index.html |
三洋ハイアール公式サイト
www.sanyohaier.co.jp |
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