|
<スタッフ>
美んちゃんの声 : 渡辺 ゆり子
ナレーション : 保村 真
撮影 : 三橋 好博
撮影助手 : 稲盛 陽介
竹俣 一
蕪木 靖久
作曲 : 山浦 幹子
ピアノ演奏 : 山浦 幹子
ヴァイオリン演奏 : 松本 裕香
音楽スタジオ : THE LIMEHOUSE(LONDON)
Rupert Pfaff Neil Williams
選曲・効果 : 井口 明夫
整音 : 村井 宏志(アールスタジオ)
題字 : キタハラゆかり
|
協 力 :
美んちゃん(砂長宏子)
河野 俊寛
ユーロデリ(代々木) 武田 泰彰
美んちゃんのお母さん
藤堂 栄子 柴田章弘 深川 猛 藤堂 高直
村松 洋一 榎本 達彦 大庭 亜紀
アーツ千代田芸術祭に参加のみなさん 堀越 登志喜
NIPPON ITチャリティ駅伝に参加のみなさん
本田 和盛 UVCに参加のみなさん
NPO法人 エッジ 星槎グループ 太田 秀信
社会福祉法人 武蔵野会 練馬福祉園
EDH遠藤設計室 アーツ千代田3331
東京大学先端科学技術研究センター
社会福祉法人 嬉泉 ㈱アイエスエフネット
NPO法人 FDA
|
|
|
<ストーリー>
美んちゃんってどんな人?
この映画の主人公・砂長宏子さん(通称・美んちゃん:小さい時からビンのようにひょろ長かったから)は、見た目もおしゃべりも普通で友達も沢山いる。でも、書類や報告書作り、本を読むことが大の苦手。
こうした困難さを理解されないまま大人になって、職場から次々にクビの宣告を受けてきた。
どんなに努力しても成績は上がらない・・・
子どもの時から、どんなに頑張っても成績が上がらなかった。問題は分かっていても読み書きに時間がかかったり、文字の間違い、うっかりミスが多いのだ。日本での大学受験をあきらめ、ロンドンの美術大学に入った美んちゃんは、ここでディスレクシアの可能性が高いと指摘された。
失業中でも稼がなければならない
得意な料理の腕を活かしての料理教室、ヘアメイクのアルバイト。苦手な読み書きとは関係ないところで技が使える仕事は楽しい。
理解者であるはずの母は・・・
最近まで、娘が障がい者と認めたくなかった母。資格を取って一流企業に就職し、結婚して早く孫の顔を見せてもらいたかった。親子水入らずの会話も、本音の出し合いで対立したり、すれちがってばかり。
仲間がいた!
失業を繰り返し、一人悩んでいた時に出会ったNPO法人。共に悩みを打ち明けられる仲間がいることを知り、これ以降、自信を持って前向きに生きられるようになった。
障がいが特別でない社会を
ハローワークに通いながら、美術展への出品、企業での講演、チャリティ駅伝への参加、障がい者によるビジネスプランコンテストへの参加と積極的に活動する美んちゃん。
自立に向けて歩み始めたけれど、さあどうなる美んちゃん?! |
|
<概要>
ディスレクシア(Dyslexia)ってなに?
人間には話す・聞くという能力は先天的に備わっています。
でも、後天的に身に付ける読み書きが、何らかの脳の機能障がいによって、上手くできない人がいます。
欧米では俳優のキアヌ・リーブス、キーラ・ナイトレイ、ヴァージングループ会長リチャード・ブランソンなどがカミングアウトして、ディスレクシアへの認知度が高いのに対し、日本ではまだまだ知られていません。
ディスレクシアは、発達障がいの中でLD=学習障がい(読んだり、書いたり、計算したりするのが難しい)の中心的な症状です。
|
|
<コメント>
「このドキュメンタリー映画は、へたなビジネス啓蒙書や就職活動指南書なんかよりも、よほどこういった若者たちを勇気付けてくれるように思う。
親が育むべきは、子供の前向きさ、自分で自分を助ける力、創意工夫する心。それに笑顔。彼女にはそのすべてがある。」
(作家 「いま、会いにゆきます」など) 市川 拓司
「孤独や挫折、諦めや絶望に駆られても、突き進んで生きることを楽しもうという美んちゃんの姿勢は、いまこそ見ておかなければならない人間の姿だ。」
(漫画家 「ファンタジウム」など) 杉本 亜未
|
|