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黒田エミ
伊藤猛
螢雪次朗
松江哲明
速水今日子
水原香菜恵 |
川瀬陽太
小林節彦
アグサイ・レザ
本多菊次朗
松原正隆
野上正義 |
久保新二
元井ゆうじ
吉岡睦雄
葉月螢
絹田良美
石川裕一 |
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企画:朝倉大介
プロデューサー
:衣川仲人 / 森田一人 / 増子恭一
協力プロデューサー:岩田治樹
監督:女池充
脚本:中野貴雄
撮影:伊藤寛
録音:小南鈴之介
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音楽・アニメーション:岸岡太郎
編集:金子尚樹
助監督:永井卓爾
特殊造形:むくなしよる
特殊メイク:小川美穂
ガンエフェクト:ビル横山
アニメーション撮影:沖野雅英
CG:清水康彦
製作・配給
:新東宝映画株式会社 国映株式会社
製作協力:Vシアター 報映産業
宣伝協力:アルゴ・ピクチャーズ |
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Just wanted to let you know that I sent a VHS of Sachiko Hanai to Martin
Scorsese. He requested it.
「マーティン・スコセッシがビデオを送って欲しいとリクエストしてきたぜ!」
NY Video festival directorより
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「額の穴」のなぞと「大統領の指」のひみつ
イメクラ嬢のさちこは某国の工作員が絡んだ発砲事件に巻き込まれ、額に流れ弾を受けてしまう。さちこは額のその穴にアイペンシルを挿してみた瞬間、自分が天才的な頭脳の持ち主となったことに気づく。
一方、さちこの額に流れ弾を撃ち込んでしまった男・キムは、彼が探している「ブッシュ大統領の指」を偶然さちこが手に入れたことを知り、彼女の居所をつきとめる。その時2人に向けて、銃弾が乱れ飛んできた。何者かが2人の命を狙っているのだった。実は「大統領の指」には世界の存亡に関わる、邪悪な陰謀が絡んでいた。どうする、さちこ!?果たして彼女に世界が救えるのか?
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エッチでパンクな近未来SF
監督は‘97年にピンク映画監督としてデビューし、本年NY留学から帰国したばかりの女池充。元々ピンク映画として制作された本作を、90分のディレクターズカット劇場版として編集・追撮。世界各国の映画祭で上映し、スタンディングオベーションを受けるなど絶賛され、日本での凱旋公開が決定した。脚本はトラッシュムービー界の巨匠・中野貴雄。花井さちこを演じるのは、現在プロ格闘家として活躍中の黒田エミ。大学教授役をつとめるのは、滝田洋二郎監督作品、金子修介監督作品他でも名バイプレイヤーの螢雪次朗。他にも伊藤猛、松江哲明、川瀬陽太、速水今日子、葉月螢など豪華出演者たちが揃った。 |
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<コメント>
私は、知っている。
女池充が幼い頃から地味な性格で、引っ込み思案だったことを。
しかし多重人格者だから、女池充は中野貴雄脚本の『花井さちこの華麗な生涯』でへヴィメタ的に爆発し、『ビタースイート』では“アダルティーなあだち充”しちゃうことができるのだ(石川KIN、林由美香が素晴らしい!!)。
そして今。私は皆目わからないでいる。
ニューヨークでの映画修業から帰ってきた女池充が、どのように変貌していくのか……それがとてもとても楽しみだ。
――――――――――轟夕起夫(文筆稼業)
女池充は柔らかだ。相当ゴチャゴチャな撮影現場でも一人柔らかだ。でも悪魔か乙女のような図太さでもって、人をなめ切ったような涼しい映画を抜け抜けと完成させてしまう。素敵とはこういうことだ。
―――――――――藤井謙二郎(映画監督)
ポリシーあるバカ映画である。もうちょっとで実験的野心作になるところをポリシーでバカ映画にとどまっているんである。どういうポリシーか知らないが、世の中には知らないでいいこともあるんである。
―――――――――唐沢俊一
この映画の魅力は、挑戦的でありながら不思議な輝きに満ちている所だろう。それはチケットが即完売し、上映終了後に起こった嵐のような拍手でも証明されている。
―――――――――Alex Zahlten/Nippon conection
ピンク映画的な要素を使った比喩や、ねじれたプロットは、自由の世界のリーダー(ブッシュ大統領)がカメオ出演し精神錯乱の名場面を見せるなど、腹をかかえて笑うほど面白い政治的風刺になっている。もし政治問題を難しく思うならこの映画を観ればいい。
―――――――――Anderson Le/HAWAI FILM FESTIVAL
『花井さちこの華麗な生涯』を一風変わったものとしているのは、セックスで喘いでいる真っ最中にグローヴァルな政治問題が入ってくることにある。弾丸が脳の中に留まったある女性が、ブッシュ大統領が重要な役割を果たす世界の終局へのシナリオに巻き込まれ、色情狂の天才になってしまう。言う事ない傑作だ!
―――――――――Manohla Dargis/New York Times
この笑えてセクシーな風刺のきいた映画は、今回の映画祭で驚くべきヒットをとばし、観客たちに愛された。
カップルがエッチな気分になって出てきて一戦交えたことで、この映画祭の一番の話題作となった
―――――――――Jasper sharp/Raindance Film Festival
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