|
<スタッフ>
監 督 : 小池征人
製作総指揮 : 武重邦夫
企画・プロデューサー : 都鳥拓也/都鳥伸也
撮 影 : 一之瀬正史
録 音 : 若林大介
編 集 : 菊池純一
助 監 督 : 中越信輔 |
音 楽 : 森拓治/長谷川光
ナレーター : 伊藤惣一
製 作 :
Takeshigeスーパースタッフ・プログラム
センストン映画制作研究所
協 力 :
西和賀町
西和賀町教育委員会
|
|
|
<ストーリー>
昭和30年代に、豪雪・貧困・多病多死の三重苦を乗り越え、全国に先駆けて老人医療費の無償化と乳児死亡率ゼロを達成した岩手県西和賀町(旧沢内村)は、合併した現在も、いのちを大切にするという「生命尊重の理念」を町是に掲げる、日本では稀有の品格と哲学を持った町です。
「住民の生命を守るために、私の生命をかけよう」と宣言した当時の深沢晟雄村長と、住民が共に築き上げたその理念は、若い世代にも脈々と受け継がれています。
本作品は、深沢晟雄旧沢内村長についての証言に始まり、その理念を受け継ぐ若い世代を映し出します。老人や障がい者、そして、児童養護施設の子どもたちの生命に向き合いながら、地域に生きることを模索している西和賀町の人々の姿は、私たち日本人に、改めて本当に価値のあるものを教えてくれます。 |
|
<解説>
本作品は、日本映画学校(神奈川県川崎市)を卒業したばかりの都鳥拓也、都鳥伸也兄弟が、及川和男著の『村長ありき』(新潮文庫)に感銘を受けて企画しました。
「生命の尊さ」という今まさに日本人が見つるべきテーマに、二人の恩師である武重邦夫が、その企画の実現を決意。
監督は、記録映画界の最前線で活躍する小池征人。前作の記録映画『白神の夢―森と海に生きる―』で世界遺産・白神山地の懐に抱かれた生命を見つめた実績から白羽の矢が立ちました。
撮影には、監督の盟友である一之瀬正史が決定。2006年8月にクランク・インしました。
スタッフは西和賀町に住み込み、夏三ヶ月、冬三ヶ月の長期撮影を敢行。130時間にも及ぶ記録を、『Shall
We ダンス?』(監督・周防正行)など数々の日本映画の編集を手がける菊池純一が、西和賀の美しい風土と文化を織り交ぜながらまとめ上げました。録音は、若林大介。助監督は、中越信輔。音楽は、森拓治と長谷川光。ナレーターには伊藤惣一が参加しました。ベテランと若者が組み、珠玉の記録映画が誕生しました。 |
|