『監督失格』

『何故、ここにカメラがあるのか?』
ロードムービーの名作『由美香』の平野勝之監督、11年ぶりの最新作。
2011年/日本/カラー/111分/ヴィスタ

公式サイト

<出演>
林由美香     小栗冨美代(由美香ママ)      カンパニー松尾
<スタッフ>
監督 : 平野勝之 

プロデュース : 庵野秀明 

音楽 主題歌
 : 矢野顕子
   「しあわせなバカタレ」
    (ヤマハミュージックコミュニケーションズ)

(C)「監督失格」製作委員会
企画・製作 : 甘木モリオ 
音楽プロデューサー : 北原京子
編集 : 李 英美 
整音 : 郷右近秀利
宣伝 : 轟木一騎・ミラクルヴォイス 
宣伝協力 : TOKYO FM・グラウンドワークス:神村靖宏
配給 : 東宝映像事業部 
製作 : カラー・コイノボリピクチャーズ
<イントロダクション>
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ総監督の庵野秀明が、実写映画を初プロデュース。その注目の作品『監督失格』は、35歳の誕生日前日に自宅で急逝した女優・林由美香をめぐる、14年間に及ぶ美しくも壮絶な愛の記録です。「音楽を作るしかなかったのです。この二人のために」と、矢野顕子が音楽を担当し、主題歌「しあわせなバカタレ」を書きおろしました。本作は大切な人の「喪失」と、それに向き合う人々の「再生」を描いたドキュメントであり、人間賛歌です。
<プロフィール>
監督:平野勝之(ひらの・かつゆき)
1964年生まれ。静岡県出身。AV、映画監督。アマチュア時代より8mmを中心とした映像作品を撮り続け、PFF等で高く評価される。プロデビュー作はAV『由美香の発情期』。その後、『水戸拷問』『ザ・タブー』といった、ヌケないがひたすらに面白い傑作AVを数多く監督する。1997年にAV女優・林由美香との北海道自転車旅行を記録した『由美香』が劇場公開され大ヒットする。その後も自転車旅行を題材とした「自転車三部作」を作り、厳冬期の北海道を自ら走って撮影した『白 THE WHITE』をベルリン国際映画祭に出品している。

出演:林由美香(はやし・ゆみか)
1970年生まれ。東京都出身。映画出演が200本を超える伝説的女優。2004年に主演したピンク映画『たまもの』(いまおかしんじ監督)では、年下の彼氏に熱を上げる熟女を好演。「ユーロスペース」で一般公開されるに至り、DVDも発売。圧倒的な投票数により、2004年第17回ピンク大賞の女優賞を受賞、さらにドイツのライプツィヒ国際映画祭にも招待されるなど、自身の代表作となった。2009年、松江哲明による最新作『あんにょん由美香』が大ヒットする。

プロデュース:庵野秀明(あんの・ひであき)
1960年生まれ。山口県出身。株式会社カラー代表取締役。1988年、OVA『トップをねらえ!』でアニメ監督デビュー。1995年にTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』を手がけ、1997年の『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版』とともに一大ブームを巻き起こす。1998年、村上龍原作の『ラブ&ポップ』で実写映画を初監督。実写映画2作目となる岩井俊二主演の『式日』では、東京国際映画祭にて優秀芸術貢献賞を受賞。最新作であるアニメーション映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』では、企画・原作・脚本・総監督に加え、エグゼクティブ・プロデューサーを務める。同作は、興行収入40億円、Blu-ray・DVDは出荷本数100万本を記録している。

音楽:矢野顕子(やの・あきこ)
青山学院高等部在学中よりジャズクラブ等で演奏、1972年頃よりティンパン・アレイ系のセッションメンバーとして活動を始め、ニューミュージック黎明期の欠かせない顔となる。1976年にアルバム「JAPANESE GIRL」でデビュー以来、YMOとの共演、ピアノ弾き語りの「出前コンサート」をはじめ、レイ・ハラカミとのユニット「yanokami」、森山良子とのユニット「やもり」など、幅広く活動している。2010年、約10年振りとなる弾き語りアルバム「音楽堂」をリリース。
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