みんないろいろあるけれど、
それでいいじゃないか!
それがいいじゃないか!
ナミイと一緒にヒャクハタチまでーー。
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<スタッフ>
監督 本橋成一
企画・原作 姜信子
製作 纐纈あや
構成・編集 村本勝(J.S.E.)
撮影 一之瀬正史 山田武典 土井康一
VE 奥井義哉
録音・整音 弦巻裕
現場録音 高橋義照 永井重生
スチール 明石雄介
製作デスク 桐生潔 村上朝子
中植きさら 渡辺宏子 公文健太郎 製作協力 大槻貴宏 |
音楽プロデューサー 温井亮(Tribass Music)
音楽プログラミング 野田俊典
オフライン編集 デジタルムービー工作室
現像 ヨコシネD.I.A.
グラフィックデザイン 森デザイン室
特別協力 小松原時夫 木馬亭 南山舎
協賛 光村印刷株式会社
支援 文化庁
後援 石垣市教育委員会
宣伝・配給 サスナフィルム ポレポレ東中野
製作 ポレポレタイムス社 |
原作:姜信子著『ナミイ! 八重山おばあの歌物語』(岩波書店)
<収録曲>
ナミイのデンサー節/酒は涙か溜息か/星影ワルツ/鷲ぬ鳥節/ラッパ節/酋長の娘/ストトン節/南洋帰り/十九の春/老後の花/与那国のマヤ小/桑港のチャイナタウン/トゥバラーマ/アリラン/湯の町エレジー/サヨンの鐘/安里屋ユンタ/日本陸軍/案山子/東京音頭/二人は若い |
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<解 説>
『アレクセイと泉』をはじめ、地に足をつけて生きる人々を撮り続けてきた映画監督・本橋成一と、人から人へ唄い継がれる歌を追って旅をしてきた作家・姜信子。
歌がなければ生きられない85歳のナミイとの出会いを通して、共に新たな世界を見出し、彼女の生きることへのたくましさ、したたかさを描く。
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<ストーリー>
この物語の主人公は、ナミイこと新城浪、85歳。9歳で那覇のお座敷に身売りされて以来、彼女の人生はずっと歌と三線と共にある。鍛え抜かれたレパートリーは、島唄だけにはとどまらず、童謡、軍歌、歌謡曲まで、“人間ジュークボックス”と呼ばれるほど。彼女の願いは唄って遊んで人を喜ばせながら、ヒャクハタチまで生きること。そんなナミイが三線片手に旅に出た!
お座敷時代の旧友と再会しては歌い、与那国クブラバリで、命を落とした女たちのために歌う。50年ぶりの台湾ではハンセン病療養所の人たちとの歌遊び…。
ひとたびナミイと唄ってみれば、誰もがその歌三線の世界に引き込まれていく。さあさ、あなたもご一緒に。ナミイの歌と旅の物語。はじまり、はじまり?!
物語の案内人は、若手美人浪曲師 玉川美穂子。浪曲で鍛え上げられたその声で、ナミイの波瀾万丈な人生を語る。中でもナミイが語る思い出話を姜信子が歌に綴り、それを玉川が浪曲調で歌い上げた“和製ラップ”ともいうべきものは、作品に新しいテイストを加えている。 |
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<ナミイ名言集>
私でも、十九の春はありました。
ヒャクハタチまで生きてみたいと思います。世の中の人、驚かしてみたいと思っております。
おったよ。好きな人おった。おったけどもやっぱし妻にはなれない。(出稼ぎに行ったサイパンで、沖縄芝居の役者と恋に落ちる)
そこのアンタ、アタシと一緒に歌おうねぇ。 |
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