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<出演>
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<スタッフ>
監督・撮影・編集 :松永大司
撮影 :近藤龍人
音楽:茂野雅道
イラスト:芝崎麻由
デジタルコンポジット:森義喜
ピュ~ぴる作品写真提供:吉永マサユキ |
ダビング:Cinema Sound Works
デザイン:高橋正実
WEBデザイン:栗谷勇輝
プロデューサー:平田静子、前田紘孝
協力:株式会社 ニッポン放送、株式会社 オカモト印刷
宣伝・配給:マジックアワー
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<ストーリー>
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(C)Photo by Teruyoshi Toyota |
性同一性障害の現代アーティスト ピュ~ぴる。
「彼」が「彼女」へと変わってゆく8年間に寄り添った感動のドキュメンタリー!
近年世界的な評価を手中にしている日本人コンテンポラリーアーティスト、“ピュ~ぴる”。
男性として生を受けたピュ~ぴるは自分の体に違和感を覚えるようになるが、自ら制作した奇抜なコスチュームを身にまといクラブ通いすることで、その違和感を解消していた。やがてそのコスチュームがアートとして注目を浴びるようになる。
性同一性障害、失恋、去勢手術、横浜トリエンナーレ2005でのパフォーマンスなどを含む8年間の軌跡を、長年の友人であり、映画「ウォーターボーイズ」に俳優として出演した松永大司監督が追い続けた渾身の記録である。
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<コメント>
2001年、生まれて初めて手にしたビデオカメラで友人のピュ〜ぴるを撮影しました。
その当時、この撮影が10年以上も続くなどと考えもしませんでした。
元々遊び友達であった僕等は撮る側・撮られる側という立場になっていく中で、僕にとってピュ〜ぴるは、大切な友人でもあり被写体でもあったのですが、ピュ〜ぴるにとって僕は、監督でもカメラマンでもなく、一人の大切な友人ということだけでした。
それ故、カメラを持っている僕に何の躊躇もなく全てをさらけ出してくれました。
そうした時間の中で撮影したテープは600本以上にのぼり、そこにはピュ〜ぴるの力強く生きていく姿が鮮明に記録されています。
作品をつくること、人を愛すること、家族とのこと、生きていくこと、これらが詰まった2001年から2008年までの8年間をまとめ、一本の映画にしました。
監督・撮影・編集:松永大司 |
ピュ〜ぴるは創造者であると同時に創造物でもある。
ピュ〜ぴる自身の身体と感情が、作品の核を作り上げる。
それゆえ松永大司監督による美しく感動的なドキュメンタリーでさえ、ピュ〜ぴるの作品と言える。
疎外感を味わったり、わかってもらえないと感じたことのある人なら誰でも、ピュ〜ぴるが人生を歩むために苦闘する姿に、自分自身を見いだすだろう。
Tom Mes (『Midnight Eye』編集者)
奇才、ピュ〜ぴるのポートレイト。
このビジュアル・アーティストの作品の核となっているのは自身の身体である。
その身体に不満を抱き、身体に対しての困難な手術をも受ける。
才能ある監督によるこの親密なポートレイトは、アーティスト、そして人間としてのピュ〜ぴるの人生や思考を垣間見せてくれる。
アートやファッションに興味のある人には必見の映画。
Inge de Leeuw (ロッテルダム国際映画祭プログラマー)
説得力があり、非常に感動的なドキュメンタリー。
唯一無二の芸術家が、強迫観念を転換させ(自分の身体までも)、真に独創的なアートを生み出す過程を描いている。
Yoo Un-Seong (全州国際映画祭プログラマー)
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<プロフィール>
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(C)Photo by Teruyoshi Toyota |
ピュ~ぴる
10代の頃に独学で洋裁を始め、様々なコスチュームを制作、1997年頃から裁縫やニッティングを繰り返すことで造り上げる造形キャラクターの表現をするようになり自身がこれらのコスチュームを身につけ、それぞれのキャラクターになりきるパフォーマスを行なう。NYのカルチャー誌『ペーパー・マガジン』やイタリアン『VOGUE』にも作品が掲載され、国内外から注目をあつめる。2005年横浜トリエンナーレに参加。
現在、オランダ ロッテルダムのボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館にて作品が展示されている。
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