青春Hシリーズ 第一弾

青春Hシリーズとは
「最近ぶっとんだ作品が少なくなってしまっている」と嘆いている観客を興奮の極地にまで盛り上げる企画が誕生した!
製作委員会やプロデューサーの意向により作家性を打ち出す映画が少なくなってきた昨今、
「“青春”と“性”をテーマに据えれば何でもOK」のルールの中、偉才、異才、鬼才、奇才と言われる映画作家たちが自分たちの個性を存分に爆発させた映像を次々と繰り出す、それが「青春H」だ!



<解説>
新たなる伝説誕生の予感
映画作家が自分の個性を全面的に打ち出した官能的な映画は、過去に芸術作品として高い評価を得てきました。ベルナルド・ベルトルッチの『ラストタンゴ・イン・パリ』、ジャン=ジャック・ベネックスの『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』、スタンリー・キューブリックの『アイズ・ワイド・シャット』、アルフォンソ・キュアロンの『天国の口 終わりの楽園』など。また日本でも大島渚の『愛のコリーダ』、神代辰巳の『赫い髪の女』、廣木隆一の『ヴァイブレータ』など枚挙にいとまがありません。後世に芸術作品として評価される映画が生まれる環境が、この青春Hシリーズにはあるのです。

伝説の主役たち
第1弾『ゴーストキス』のいまおかしんじ、『making of LOVE』の古澤健のほか、第2弾以降に『Is A』の藤原健一、『ラザロ』の井土紀州、『青い車』の奥原浩志、『不灯港』の内藤隆嗣、『代行のススメ』の山口智などのほか有望な新人も含め、映画ファンの背筋をゾクゾクさせる作家たちが続々(・・)登場しますのでご期待下さい。

伝説のDIVAたち
「青春H」は性をテーマにしているだけに、どの作品にも出演女優の大胆な濡れ場とヌードシーンが盛り込まれている。しかもその全てが出演女優にとって初脱ぎである、更に彼女たちは現役バリバリのグラビアアイドルなのである。平成の大女優は昭和の時代にかつてそうだったように、彼女たちも監督に負けじと大胆に挑んでいるのである。
ゴースト・キス
いまおかしんじの原点回帰
あの世とこの世の恋を描いた、ラブファンタジック・ストーリー。

2010年/日本/カラー/72分/ステレオ/ビスタサイズ/HD
c2010アートポート

キャスト
春野さくら(康子)/白井みなみ(みなみ)/豊川智弘(修一)/深谷京祐(六郎)
姑山武司/林下友昭/茅野雅生/鈴木拓也
スタッフ
製作:松下順一/企画:木谷祐介 高崎正年/プロデューサー:小貫英樹/アソシエイトプロデューサー:清水稔 笠原慎吾/アシスタントプロデューサー:堀川美佳/ラインプロデューサー:奥野邦洋/音楽:金山健太郎/撮影:佐久間栄一/監督助手:佐直輝尚 東谷一樹/制作プロダクション:円谷エンターテインメント/製作:アートポート

ストーリー
仕事から帰宅したキャバクラ嬢の康子を、突如地震が襲う。やがて収まりホッとするのも束の間、何故かトイレから幽霊の女子高生・のぞみが現れた!
地震により繋がったあの世とこの世を天使が修復するまで、のぞみと他の幽霊達は、康子の部屋に入り浸り好き放題する様になる。
同棲している康子の彼氏・修一は彼女達の姿は見えず、誰も居ない所へ1人怯えてキレる康子を心配するばかり。そんな修一を心底愛していた康子だったが、ある日幽霊達の告げ口により、修一の浮気が発覚した!問い詰める康子だったが、修一は逆ギレして家を飛び出して行ってしまう。
自暴自棄になっている康子。そこへ幽霊達はあるお願いをしにやって来た。その願いとは、生前ののぞみの片想いの相手の六郎に、のぞみが言い残した事を伝える為に協力して欲しいというものだった。渋々引き受けた康子は、のぞみと体を入れ替え、六郎に会わせようとするが…。

プロフィール
監督・脚本・編集:いまおかしんじ
1965年大阪府生まれ。獅子プロダクション入社後、瀬々敬久監督や佐藤寿保監督、神代辰巳監督の遺作『インモラル 淫らかな関係』(95)などの助監督を務めたあと、95年に『獣たちの性宴(DVDタイトル:彗星まち)』で鮮烈なデビューを飾る。『痴漢電車 感じるイボイボ』(96)、『痴漢電車 弁天のお尻(デメキング、ビデオタイトル:いかせたい女 彩られた柔肌)』(98)などを発表。2004年、故・林由美香が主演した『たまもの(熟女・発情 タマしゃぶり)』でピンク大賞監督賞、作品賞、主演女優賞などを獲得した。 2009年には愛染恭子と共同監督を務め、自身初となる一般作『白日夢』が公開されスマッシュヒットを記録する。
making of LOVE
古澤健の未知との邂逅
実像? 虚像? それとも虚実? 
映画監督・古澤健がレンズの向こうに見たものは?

2010年/日本/カラー/84分/ステレオ/ビスタサイズ/HD
c2010アートポート

キャスト
藤代さや(ゆかり)/川上洋一郎(翔太)/佐伯奈々(なつみ)
スタッフ

製作:松下順一/企画:木谷祐介 高崎正年/プロデューサー:小貫英樹/アソシエイトプロデューサー:清水稔 笠原慎吾/アシスタントプロデューサー:堀川美佳/ラインプロデューサー:奥野邦洋/音楽:宇波拓/撮影:山田達也/照明:玉川直人/VFX:立石勝
西尾和弘/監督助手:宮崎大祐 佐直輝尚 東谷一樹/制作プロダクション:円谷エンターテインメント/製作:アートポート

ストーリー
映画監督ふるさわと俳優志望の若者・翔太は「本当の愛」テーマに映画を作ろうとしているがなかなか進まない。カメラをまわしている彼らの目にゆかりという女の子が飛び込んで来る。彼女もカメラを回し何人かの男を撮り続けているのだ。興味津々のふるさわは偶然ゆかりと出会う機会を得る。「彼女で映画を撮りたい!」と決意するふるさわだが、ゆかりはふるさわより翔太に興味がある模様。やがてゆかりと翔太は結ばれる。あきらめきれないふるさわはゆかりを追い回すうち、彼女の意外な事実を知ることに…。

プロフィール
原案・脚本・編集・出演・監督:古澤健
1972年生まれ。黒沢清監督の演出助手を経て『超極道』(01)、『ドッペルゲンガー』(03)、『こっくりさん 日本版』(05)などの脚本を執筆。04年に映画番長「ワラ番長」シリーズの1本『ロスト☆マイウェイ』で監督デビューを果たす。06年には沢尻エリカ、小栗旬を主演に迎えた自身初のチェーン公開作『オトシモノ』のメガホンを執る。その後も『恋する日曜日』サードシリーズ(07)や『トワイライトシンドローム デッドクルーズ』(08)、『華鬼』三部作(09)など多くの作品で監督、脚本を手掛けながら映画美学校での講師を務めるなど、多方面で活躍している。

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