<青春H シリーズ第4弾>
『カレーのにおい』 『イチジクコバチ』
『making of LOVE』(監督:古澤健)、『ゴーストキス』(監督:いまおかしんじ)
『Date...』(監督:藤原健一)『狼の時代』(監督:内藤隆嗣)『ピラニア』(監督:井土紀州)に続く青春Hシリーズ第4弾!
(C)2010 アートポート
イチジクコバチ
2010年/日本/カラー/74分/ステレオ/ビスタサイズ/DV
監督:サトウトシキ
脚本:竹浪春花
出演:水井真希/深澤友貴/川瀬陽太/吉谷彩子/豊川智大/曽我真臣/伊藤 猛
製作:松下順一
企画:木谷祐介 高崎正年/プロデューサー:小貫英樹
アソシエイトプロデューサー:清水 稔 笠原慎吾/ラインプロデューサー:奥野邦洋
音楽:金山健太郎/アシスタントプロデューサー:堀川美佳
撮影:松石洪介/録音:佐直輝尚/助監督:苗代祐史/監督助手:角田陸
スチール:内藤基裕
制作プロダクション:東京レイダース/製作:アートポート
配給・宣伝:アートポート
サトウトシキが奏でる狂気と愛のワンダーランド
父親に監禁されているみつは学校も行けず、生活のために援助交際で金を稼ぐ。雇い主の青年・慎吾はみつに引かれていく。
愛なのか?同情なのか?それしかないという絶望なのか?三人はお互いにお互いを受け入れ共鳴しあう。サトウトシキが敢えてこの題材を選んだ理由は?追い詰められた人間の狂う瞬間の美しさが人に強い印象を与える。周りが見えなくなるほど真っ白になっていく様。まさしくこれぞサトウトシキのワンダーランド!
新たな愛の形をサトウトシキが問う!
『完全なる飼育』+『江戸川乱歩・芋虫』+『乙一』=『イチジクコバチ』
田中みつは父親・正夫に監禁されている。学校も行けず、離婚した父をネット売春で食わせている。みつの雇い主・慎吾がある日突然、みつの自宅を訪れる。父との関係を知った慎吾はここから逃げ出すことを強くみつにすすめる。二人の不思議なカプセルホテルとラブホテルの往復の日々が始まる。
慎吾も同じように死んだ母への思い、トラウマを持っていた。やがて二人はお互い共感しあうようになって来る。みつに捨てられたと思い気が狂う正夫は二人の居場所を突き止める。みつと父親・正夫の関係を知ってしまった慎吾はある行動に出る。
『まだ映画を撮り始めて間もない頃、僕はkyoko koizumi『afropia』というCDが好きでよく聴いた。高揚するも心は不思議と落ち着いたからだ。 竹浪のシナリオ『イチジクコバチ』を読んで、何故だかそんなことを想い出した。撮りたいと思った。』
サトウトシキ
1989年『獣−けだもの−』で監督デビュー。脚本家の小林政広とのコンビで問題作を発表し続ける傍ら、1994年 アテネ・フランセで特集上映が行われ、1995年『痴漢電車人妻篇 奥様は痴女』(後に『タンデム』と改題)がロッテルダム国際映画祭で上映される。
1996年『LUNATIC』、『アタシはジュース』、1997年『夢の後始末』、1998年『迷い猫』、1999年『今宵かぎりは…』、2000年『団地妻不倫でラブラブ』、2001年『青空』、2002年『夢なら醒めて…』、『手錠(ロスト・ヴァージンやみつき援助交際)』、2004年『団地の奥さん 同窓会へ行く』、2005年には、留学生2人の入部をきっかけに、廃部の危機から息を吹き返した広島大の相撲部をモデルにした『ちゃんこ』(主演:須藤温子)、2009年に公開の『ジャイブ 海風に吹かれて』(主演:石黒賢)などを監督。
独自の世界観のある映画監督として、ピンク映画の枠を超えてミニシアター系のファンから支持される。佐藤寿保、瀬々敬久、佐野和宏らと共にピンク四天王と呼ばれている。
(c)2010アートポート
カレーのにおい
2010年/日本/カラー/74分/ステレオ/ビスタサイズ/DV
監督・脚本・編集:山口 智
出演:江川美奈子/扇田拓也/辰巳智秋/千葉ペイトン/豊川智大
製作:松下順一
企画:木谷祐介 高崎正年/プロデューサー:小貫英樹
アソシエイトプロデューサー:清水 稔 笠原慎吾/ラインプロデューサー:奥野邦洋
音楽:金山健太郎/アシスタントプロディーサー:堀川美佳
撮影:下垣外 純/録音:横田彰文/監督助手:瀬川功仁 佐直輝尚 菅野一人
スチール:内藤基裕
制作プロダクション:東京レイダース/製作:アートポート
配給・宣伝:アートポート
山口智が想像したレシピは
スパイシーでシニカルなラブ&コメディ
カレーライスが異常に好きな男、藤瀬は複数の女と付き合っている。その目的は女達との情事ではなく、女達が作るおいしいカレー・・・
山口智は一般的な日常の中で人間の些細な行動を捉え、人間の本質をシニカルにまた軽やかに描き出す。反復されるシーンにおいて、人間の心理が少しづつ変化していくのを、観るものに華麗にまた、軽やかに受け入れさていく。良き日本映画の系譜を知りつつ、人間の本質を捉え、そこにある悲劇をコメディというジャンルでシニカルに表現する。
カレー好きな男が招く、悲劇と喜劇の日常の連続!
カレーライスが異常に好きな男、藤瀬は複数の女と付き合っている。その目的は女達との情事ではなく、女達が作るおいしいカレーだ。
今ではそれらのカレーを食べたいがために複数の女と付き合っているようなものなのだ。
そんな藤瀬が本当の恋に落ちるのだが、その女はカレーが嫌いだった…。
日常の些細な言葉、振る舞いをポップに描いた和製スクリューボールコメディ!
『カレーを美味しそうに撮ろうなんて思っていません。ただ、当たり前にカレーを作り、作ってもらい、一緒に食べる、という行為に敬意を表したかっただけです』
山口智
短編映画『きれいにするとこからはじめよう。』を監督しハンブルグ国際短編映画祭など国内外の映画祭にて招待上映され、その後長編『ユニットバス・シンドローム』短編映画『扇風機の気持ち』短編『UFO食堂』を精力的に発表する。2009年秋に長編『代行のススメ』商業映画デビューをした山口智が「カレー」と言うキーワードで日常の些細な言葉、振る舞いをポップに描く!
(c)2010アートポート
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