青春Hシリーズ セカンドシーズン第4弾
ソーローなんてくだらない

異色のエロティック路線を突き進む吉田浩太監督が、
女と男の下の問題をオカしく笑い飛ばした、
ちょっぴり純でたっぷり愛のこもったすんどめコメディ!
2011年/日本/カラー/102分/ビスタサイズ/ステレオ/HDV(一部劇場を除く)


<出演>

 梅野渚    芹澤興人    安田沙耶    小西平祐    千葉ペイトン
<スタッフ>
監督・脚本 : 吉田浩太

製作 : 松下順一
企画 : 高崎正年
プロデューサー : 小貫英樹 奥野邦洋
アシスタントプロデューサー : 松下達郎
音楽 : 朝真裕稀
撮影 : 関将史
録音 : 島津未来介
助監督 : 山岡直人
スチール : 内藤基裕
制作プロダクション : 東京レイダース
製作・配給・宣伝 : アートポート 
©2011アートポート


<概要>
異色のエロティック路線を突き進む吉田浩太監督が、女と男の下の問題をオカしく笑い飛ばした、ちょっぴり純でたっぷり愛のこもったすんどめコメディ!
セックスに関する様々なお悩みをお持ちの方、もう心配いりません。この映画はセックスよりも大事なことがあることを教えてくれるのです。もちろん悩みが解消されることに越したことはありません。こと、早漏でお悩みの方は、この映画を見ることで解決してしまうかも?!
監督の吉田浩太は隅田川を臨む東京墨田区の出身。下町のそこ住む人々と、町そのものが持つペーソスを表しながら、リアリティの中に顕在するコミカルさを描くべく、ドキッとるすタイトルとテーマを引っさげて青春Hセカンドシーズンに登場。
思いっきり笑ったかと思えば、タイトルからは想像できないほど切ない青春も味わえるドラマでもある、そんな映画が『ソーローなんてくだらない』。
 
<ストーリー>
自称役者の青年、安岡晴生のアルバイト先に若くて可愛い百瀬が研修生としてやって来る。晴生は百瀬の歓迎会で泥酔した百瀬とセックスを試みるが、超特急な早漏持ちの晴生はズボンを脱ぐ途中で暴発してしまう。百瀬とヤルためにはこの早撃ちを直さねば…。その日から、晴生は早漏克服のための訓練を始める。涙ぐましい努力の結果、“自分の手”の記録が15分に達して実践とばかりにピンサロに飛び込むが、相手がババァにも関わらず敢え無く瞬射。他人の助けが必要と痛感した晴生は同じアパートでルームシェアするノンに懇願する。共用スペースの掃除を条件にノンは嫌々ながらも“手”を貸すことにするのだが…。


<プロフィール>
監督・脚本:吉田浩太
1978年東京都生まれ。早稲田大学中退。ENBUゼミナールに入学し、篠原哲雄(『真夏のオリオン』『小川の辺』など)、豊島圭介(『ソフトボーイ』、TX「マジすか学園2」など)に学ぶ。同年、自主映画「落花生」(早稲田映画祭準グランプリ/東京学生映画祭入選)を監督。ENBUゼミナール卒業後、フリーの助監督を経て、2004年、豊島圭介と清水崇(『呪怨』シリーズ、『輪廻』など)が所属する映像製作会社シャイカーに入社。入社後、助監督、AD、メイキング、編集などをやる傍ら、自主映画「象のなみだ」(西東京市民映画祭審査員特別賞/ベルリンアジアンパシフィック映画祭招待)を監督。2006年、大阪映像文化振興事業「CO2」から制作支援された監督作品「お姉ちゃん、弟といく」で、第2回CO2フィルム・エキシビジョン主演女優賞〈江口のりこ〉を受賞した後、ドイツニッポンコネクション、香港インディパンダ映画祭など海外の映画祭にも多数招待上映され、2008年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門では審査員特別賞を受賞した。その後、『ユリ子のアロマ』を完成させ、2010年に劇場公開を果たす。その他、自身の経験を元に地元・墨田区を舞台にした短編連作「墨田区京島3丁目」「シチューとパーマ」も制作し、従来のエロティック路線とは趣の異なる人間ドラマにも挑戦している。

吉 田 浩 太 コメント
自分が映画を作る動機を考えた時に、自分では出来得ない行動を登場人物にさせてみたいというものがある。自分が出来得ない行動をする人は、行動に移すという事実だけにおいても、どんなにくだらないことをやっていようが、自分にとっては憧れの対象になり、それはさらに尊敬のレベルにも達してしまう。今作の題材つまり「早漏」というものが自序的要素を担っているとは敢えて明言しないでおくが、今作を作るにおいて、そういう映画を作る、憧れのモチベーションはいつも以上に強固にあり続けた。僕はより純化された憧れ・尊敬の念を込めて、このくだらない男の映画を作り上げた。
<青春H・セカンドシーズンとは>
「現代」という名の時代を斬る新たなるシリーズが誕生した!
2010年8月28日にいまおかしんじの『ゴーストキス』で幕を開けた青春Hシリーズも古澤健、藤原健一、内藤隆嗣、井土紀州、山口智、サトウトシキ、今泉力哉、鎮西尚一、榎本敏郎という、映画ファンが唸る映像作家たちが名を連ねて奇跡のシリーズとして約半年の間、映画界を席捲し続けた。青春をテーマにエロテッィクなシーンを盛り込めば監督の自由な発想で製作に取り組んでもらうというシリーズコンセプトが、限られた予算ながら監督の個性が前面に押し出された高いクオリティの作品を観客にお届けすることを実現させてきた。そして、2011年5月14日に公開される白石晃士の『超・悪人』から青春Hシリーズもセカンドシーズンとして新たな局面を迎える。いまおかしんじの『若きロッテちゃんの悩み』、長谷部大輔の『絵のない夢』、そして本作『ソーローなんてくだらない』に続き、サトウトシキの『花つみ』、佐藤佐吉の『半分処女とゼロ男』と、ファーストシーズンに負けず劣らずの異才、異能、若手、新星の映画作家たちがその出番を待っている!
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