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<スタッフ>
監督 : 鯨エマ
撮影 : 奈良一彦 山田武典
中川西宏之 飯田基晴
音楽 : 長谷川美喜子
整音 : 滝澤修
編集 : 村本勝
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ナレーター : 土井美加
製作協力 : 株式会社モンタージュ
デジタルムービー工作室 |
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<ストーリー>
巷で2007年問題が騒がれていたとき、シニアのアマチュア劇団かんじゅく座が旗揚げした。
元教師、元銀行員、主婦など、集まった14人の熟年男女は、ほとんどが演劇未経験者だった。
最高年齢は69歳。子どものころの夢にチャレンジしたい、認知症予防のために、何か夢中になれることを探したい・・・・様々な動機をもった座員たちは、7ヵ月後の初舞台を目指し、「あいうえお」の練習から始めた。演劇を通して人間を考え、人間と交流する。熟年ならではの人生経験と演劇がからみあって、舞台の上で花開くまでのドキュメンタリー。 |
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<コメント>
鯨エマは、なにを思ってこんなとんでもない航海に旅立ったのか。
演劇人としては、かんじゅく座の人たちの生きてきた60年を越える重みと、
これからの人生に対する意気込みに拮抗しうる舞台を
自分は果たして作っているのかと、作品を見ながらずっと考えていました。
希望を失った年配の人と将来を絶望した三十代に特に見てほしい作品です。
(演出家・鴻上尚史)
演劇は人生を変革させる。
あたらしい自分に出会いたい人は、この映画を観て演劇に挑戦を!
演劇は、それを仕事にする人にも、一度だけの挑戦者にも、あったかい。
(女優・草村礼子)
2度目の少年、少女をはじめようとする、
大人たちの挑戦がさわやかに描かれている。
演劇は彼らに初心(うぶ)を取り戻した!
(シニア演劇web・朝日恵子)
「つぶより花舞台」に教えられた。
感動は年齢や職種、肌の色でなく、
人間が放つエネルギーから生まれるのだ。
(ジャーナリスト・堤未果)
目標と夢のある人生は楽しい。それを実感させてくれる映画だ。
演劇と映画に情熱を燃やす鯨エマ姉に乾杯!
(東京新聞演劇記者・堀内浩一郎) |
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<監督コメント>
小劇場演劇を若者だけでなく、もっといろいろな立場の人に楽しんでほしいと思い「かんじゅく座」を立ち上げた。始めは時間にもお金にも余裕のある高齢者だろうと思っていたが、皆と稽古を積むうちに、悠々自適な生活などはいくつになっても訪れることがないのだと思った。ただここに集まった14人は、若者に負けないくらいの夢を持っていた。彼らの捨て身の挑戦がこれから熟年を迎えるたくさんの人々に勇気と元気をくれると思って、記録を残したいと思った。
鯨 エマ |
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<監督プロフィール>
監督:鯨エマ
・・・・1973年生。俳優・脚本・演出。青年座出身。現在J−CLIP所属。劇団海千山千主宰。ドキュメンタリー映像は2005年製作「マンゴと黒砂糖」に続いて2作目。ほか、音声ガイドの作成など劇場のバリアフリーサービスに取り組む。主な出演作品 TV「女将になります!」(NHKレギュラー)映画「釣りバカ11」舞台「見よ、飛行機の高くとべるを」吹き替え「ムチっ子物語」CM「ユーキャン」など
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