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福間健二を『わたしたちの夏』へと向かわせた作品群 |
『岡山の娘』で、映画史のここまでへの覚悟ができた。さあ、次だ。ゴダールの、有無を言わせぬOKの幅。小林政広の、持てるものすべてを活かす集中力。小沼雄一・港岳彦の、女性へのオマージュとあがないの歌。その先を歩くのだという声がきこえた。 福間健二 |
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日時 : 2011年9月3日(土) 23:15開場/23:30開映(6:21終了予定) ★福間健二による各作品解説あり。 料金 : 整理番号付き前売券 2200円 劇場窓口・チケットぴあにて発売中(Pコード558-237) 当日券 2500円(前売券完売の場合当日券の販売はありません) |
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<作品紹介> 『岡山の娘』 2008年/HD/92分 監督・脚本:福間健二 撮影:大西一光 出演:西脇裕美、家ノ上美春、石原ユキオ 日本の地方都市岡山の、ひとりの娘の夢と現実、ひと夏の経験。彼女と彼女をとりまく人々の物語。だれもが立つ地面に詩をひきよせる、いままでになかった語り方の映画。『急にたどりついてしまう』(95)以来13年ぶりの監督作品。 『アワーミュージック』 2004年/35ミリ/80分 監督・脚本・出演:ジャン=リュック・ゴダール 撮影:ジュリアン・ハーシュ 出演:ナード・デュー 民族紛争に傷ついた歴史の街サラエヴォを訪れたゴダールと、彼の講義を聴きに来た一人の少女とのつかの間の交感を描く「煉獄編」を中心に、前後に「地獄編」と「天国編」を加えた3つのパートで構成。各国から作家や芸術家が多数登場し、多様な言語が音楽のように響きあう。 『愛の予感』 2007年/35ミリ/102分 監督・脚本・出演:小林政広 撮影:西久保弘一 出演:渡辺真起子 14歳の少女が、同級生の少女を刺殺。その事件の被害者の父と加害者の母との、その後の再生の物語を綴るドラマ。小林政広監督自らが主演したこの作品は、日本人監督として37年ぶりに、ロカルノ国際映画祭金豹賞(グランプリ)を受賞した。出演者は二人だけ。セリフのほとんどない二人の無表情な顔が鮮烈に残る。 『結び目』 2010年/HD/91分 監督:小沼雄一 脚本:港岳彦 撮影:早坂伸 音楽:宇波拓 出演:赤澤ムック、川本淳市 現在が過去とたたかい、女が男とたたかう。従来のポルノ的作品に浸透する自然主義的なものに決別を告げる痛快作。赤澤ムック演じるヒロインは、結びなおされた「結び目」を再び解いてトラウマの物語の先へと生き抜く。ニコンD90のムービー機能を活用。 |
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