『阿賀に生きる』から10年、去った人もいれば、変わらぬ景色もある。
佐藤真が再び阿賀野川に向かい、
様々な記憶と痕跡を美しい映像で綴る詩的ドキュメンタリー。 |
2004年/16mm/55分
公開記念上映&イベント情報
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監督:佐藤真
撮影:小林茂
録音・音構成:菊池信之
編集:秦岳志
音楽:経麻朗 |
プロデューサー:矢田部吉彦
製作・配給:カサマフィルム
共同配給:BLUEBUCK Films
P.O.P.ネットワークス
支援:文化庁 |
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あの老人たちにも静かに10年の時が流れていた |
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阿賀野川はいつまでも雄大に
新潟県に流れる阿賀野川のほとりに暮らす人々を3年間に渡って撮影した『阿賀に生きる』から10年、映画に登場した愛すべき人たちの多くがこの世を去ってしまった。佐藤真監督と小林茂キャメラマンは再び阿賀の地に赴くことを決意する。今は荒れてしまった田んぼや、主を失った囲炉裏などにキャメラを向け、人々が残した痕跡に10年前の映画づくりの記憶を重ねていく。そして、時間とは無関係であるかのように、阿賀野川はいつまでも雄大に流れる。人々と土地をめぐる記憶と痕跡に、『阿賀に生きる』という映画の記憶が交差し、過去と現在を繊細かつ大胆に見つめた作品の誕生である。
記憶、そして「映画についての映画」
田んぼ跡にスクリーンを張ろう−−−− 。
リュミエール的映写を意識したのか、佐藤監督の一声によって『阿賀に生きる』が阿賀の闇夜に浮かび上がった。野外で上映を行い、その上映を別途撮影することで何が見えてくるだろうか。撮影を通じて重みを増していくのは、鬼籍に入ってしまったジイちゃんたちが『阿賀に生きる』ではまだ生きているという事実。それを映画の残酷さと考えるのか、映画の永遠の命ととらえるのか。『阿賀の記憶』は「映画についての映画」でもある。
新たな主役も登場
『阿賀の記憶』の主役ともいえる渡辺参治さんは、撮影当時なんと御年88歳。張りのある歌声はまさに時空を超えて阿賀に響き渡り、阿賀の過去と現在を結びつけます。 |
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『阿賀の記憶』は静かに問いかける。
記憶すること。忘れてしまうこと。そして、それでも
人は生きていくことを---。
・・・・是枝裕和
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音と映像の葛藤が作り出す、
透明な映画空間の恐ろしいほどの広がり。
10年という阿賀野川の歳月を超え、
100年の映画の記憶がその空隙に一気に流れ出す。
・・・・諏訪敦彦 |
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公開記念上映&公開記念イベント情報
期間中、『阿賀に生きる』 『SELF AND OTHERS』を上映いたします!
また、オールナイト企画や、佐藤真監督をはじめゲストをお招きしたトーク等のイベントも開催!
詳細はこちらをご覧ください! |
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6月4日(土)より 3週間限定!ロードショー
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前売鑑賞券 \1,000(税込)にて発売中 (当日一般¥1,200の処)
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※前売券は『阿賀の記憶』『阿賀に生きる』『SELF AND OTHERS』のいずれにも有効です(各回入替制)。
※前売券および当日券の半券呈示で、2本目以降は1作品1,000円にてご鑑賞いただけます。
※やかん持参の方は前売料金1,000円にてご鑑賞いただけます。
A『阿賀の記憶』 13:30/16:30/20:30
6月11日、19日の16:30の回はイベントのため休映・別プログラムとなります。
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